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深夜、コンビニに行く途中、街灯の下で何かが動いた。
「にゃあ」と鳴いたので、それが猫だと分かったが、黒猫だと横切られるのは不吉だな…等と思いながら足を進めた。
すると、光の中に浮かび上がったのは、潰れた蝉の様な猫の残骸だった。
少し進んで振り返ると、残骸のままアスファルトの上を滑って近付いて来たので、既に死んでいる猫だと分かった。
「まー」
残骸がよだれ掛けをしたま、また鳴いた。
人の子だった。
残骸が足にすがりついて…。
「まあああああ」
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