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8月24日 2
今日はナギの101歳の誕生日。
ほしいものや、したい事がないかと聞いたら、
食べ物食べてみたい。
どんな味がするのか知りたいそうだ。
しかし、ナギは味覚を持っていないのでこのままでは何を食べても味がしないだろう。
俺は、幽霊族に関しての本を買っている。
本棚から「幽霊族の為の知識」を取り出した。
その本には、スキルで味覚を手に入れれば良い。と、書いてあった。
スキルを手に入れるには、神殿に行く必要がある。
神殿に行くには街に行かなくてはいけない。
ナギは幽霊族で闇属性。
普通、闇属性の者が神殿に入ると消滅してしまう。
しかし、幽霊族だけは例外だ。
幽霊族、何をしても死なないのだ。
物体はすり抜けてしまうし(自分で持つことは可能)、攻撃魔法は効かない。
補助魔法は付属可能。
ということで、何も問題ないのでナギを呼ぶ。
「お〜い、ナギ〜出発するぞ〜!」
「は〜い!」
可愛いい声とともに、ナギが飛んでくる。
「オイッ!そんなにスピード出したら結界にぶつかる!!」
ど〜ん!
ペチッ!
「あっ・・・・・」
・・・・・・・
「そんなに急がなくても、神殿は逃げねえよ。」
「で、でもぼく、すっご〜くたのしみで、はじめてのおそとだよ」
「分かった、分かった。今結界解除するから待ってろ。」
『ヤッコイヤッコイ』
ぱぁ〜っと目の前の結界が溶けてゆく。
「さあ、出るぞ。」
二人は家から足を踏み出した。
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