回想3

1/1
前へ
/15ページ
次へ

回想3

突如、湖から光とともに女神っぽい女の人が現れた。 そして、こちらを向き、 「あなたが落としたフクロウはこの金色のフクロウですか?」 「いいえ、普通のです」 「では、あなたが落としたフクロウは銀色ですか?」 「いいえ、普通のです」 「正直なあなたには金銀両方のフクロウを差し上げましょう。」 そう言ってフクロウを渡すとそのまま湖へ消えていこうとする。 「ちょっ、おまっ・・・・!」 慌てて女神っぽい女の人がを引きずり出す。 「そのまま帰ろうとするんじゃねぇ!!」 「痛いですよぉ〜、ゆずるさん。」 「いい加減、失敗作を渡すのはヤ・メ・ロ!」 「そんな事言わないで貰ってくださいよぉ〜」 「お前はこの森をテーマパークにでもするつもりか!?」 「だって〜・・・・。」 「だってもクソもあるか!!」 「だってうまくいかないんだもん、生物作るの。難しすぎるよぉ〜。」 全く。なんで神はこいつに生物製造の力を与えたんだよ!? (ハー・・・・・・ァ) 「それよりも茶舞はどうした?」 「茶舞はもうすぐ起きますよ。」 「なんだまた夜ふかししたのか?」 「仕方の無いやつだ。」 「仕方ない、お前に聴くか。つい先程幽霊族はを捕まえたんで飼おうと思って持ってきたんだ。」 籠の中の赤子を見せる。 「えっと・・・確か・・幽霊族は基本放置で大丈夫かと。」 「飯とかトイレトレーニングとかいらないのか?」 「ご飯とか食べる必要無いので、排泄はしません。気をつける事は、赤子の内は半透明なので見えますが、1歳を過ぎると完全に透明になって見えなくなるので服を着せれば良いです。 着せれば居るのが分かるので。」 「わかった。ありがとう。」
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加