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目覚めてから一週間たった。二人の事も少しだが知れた。
ソンとチャオは腹違いの兄妹で、弟と妹が一人親もとにいるという。
ではなぜここに二人でいるのか?と疑問に思ったがその答えはすぐにでた。
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・昼過ぎ・
四人の男がソンの家へと勝手に上がった。何用だと訪ねようとしたら、男達はいきなり家具や朝方に取った山菜を投げて踏んづけた。
こいつらヤクザか?
「おい。何しに来た?」
「あっ?なんだテメー。お前に用はねんだ!ソンを出しな」
雑魚が‥
「ソンは今ロックレイン山に居る。俺もお前らに用は無い、さっさと失せろ」
と言うと、顔を真っ赤にして殴りかかってきた。
いくら四人がかりでもバンパイアには勝てるはずもなく、無様に床に這いつくばっている。
どうしたものか?ソンが帰るまで約二時間ある。
「お前たちは何処から来た?なぜソンに会いに来たんだ」
ローズウッドは四人を縛り付け聞く。
「・・・・」
「ああ、言っとくが二時間後にソンが帰ってくる」
「・・・?」
「帰る前に吐かなかったら‥‥」
「・・・・」
「可愛い息子とおさらばだ」
「・・!!!!」
男達は真っ青顔で見合わせ、ローズウッドはニヤニヤと笑っている。
男たちも中々質が悪いが、ローズウッドはその三倍質が悪い。
全て吐いてボスに半殺しにされるか、自分の息子を切られるか。
普通の人なら泣いて許しを請うだろうが、ヤクザだけあって泣きはしなかった。
「俺らは借金を返済してもらいに来ただけだ」
「そうだ!三日前に来た時に返せないって言うから、今日返す約束を‥」
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