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「・・・残念でしたね。」
皆が俺に声をかけられないでいる中、隣にいた白いふわふわしたうさぎのぬいぐるみが声をかけてきたので、『ああ・・・。』となんとか声を絞り出す。とても可愛くて何度か宿泊客達のターゲットになっているぬいぐるみだった。彼女に声をかけてもらったことで少し心が晴れた気がした。
「・・・こんなことを言うなんてすごく申し訳ないですけれど・・・。」
「え?」
「貴方がお迎えされなくてホッとしています。実は私、ずっと貴方のことお慕いしていたんです。」
「!!!」
頬を赤らめて言われ(しつこいようだが実際には赤くなっていない)俺は絶句した。
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