プロローグ

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プロローグ

ーー西寄りの陽に晒され、眩しそうに片目を伏せる仕草。  色の抜けたジーンズに、白のサマーセーターの袖を捲り上げた筋張った腕。  その男の姿に、一禾(いちか)の思考が一気に巻き戻った。 ーー(けい)。  それは、かつて死ぬほど愛した男との10年以上振りの再会だったーーーーーーー
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