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夜開けるのは、週に二日。
火曜と金曜。
その週の金曜日から眞白は夜も手伝うことになった。
「夕方六時くらいに開けるから、それまで帰ってもいいし、二階で休んでてもいいよ。俺、ちょっと買い出し行ってくるから」
薫は、そう言ってコック服を脱ぐ。
「あ、もし、良かったらついて行ってもいいですか?これからお使いする時に何処で何を買うのか知っときたいんで」
眞白もエプロンを外しながら言った。
「眞白はほんとに」
薫は、そう言って眞白の頭をヨシヨシと撫でる。
「いい子だなぁ、働きもんだ」
「いえ、そんな」
眞白は撫でられながら、嬉しくて頬が緩む。
薫さんの傍に居たいだけです、と心の中で思った。
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