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人には決して避けられない道がある、
それは死ぬことだろう。
偶然か必然か、
この世に人として生まれたからにわ。
遺された道は死だけだ、
誰にもわからないその時まで。
華やかに自ら断つ者も居る、
静かに安らかに全うする者も。
遺体はもはやこの世には不要な物、
おおよその人たちは墓の中へ。
自国の宗教的な形では、
コレが正当だろう。
なぜかわからぬが焼却する、
限りある酸素を無駄に使いたがる。
墓地という場所も必要となる、
忘れ去られたらどうする気だろうか?
わたしの希望する埋葬がある、
というか願いと無駄の無い行いだ。
古くから中国山間での儀式がソレだ、
空葬や鳥葬と呼ばれている。
自国民は海へ散骨したがる人も多い、
わたしはソレらとは違う形だろう。
空へ還ると言う意味で、
鳥に遺体を処分させるものだ。
焼けば灰となりソコへは残るかもしれない、
しかし残る事で葬る場所が必要だ。
鳥に処分させること、
即ち食べられることによって。
わたしの血と肉は、
永遠にこの世に循環し残ると言うことだ。
たとえこの世から人間が滅びても、
何時も大空に舞っている事になる。
全く無駄もないし場所も要らない、
鳥たち生命そのものにゆき渡る。
永遠の命がずうっと続いてゆく、
鳥たちの命の源にもなる。
ココが日本という国でなければ、
是非そうしたいと願わんばかりだ。
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