始まり1。

1/1
前へ
/52ページ
次へ

始まり1。

僕は、学校が嫌いだ。 人と、いろんな話を合わせなきゃ、いけないのが、めんどくさい。 しかし、それがいけなかった。 ある日、僕は、授業をサボっていた。 給食になると、僕は、戻ってきた。 すると、誰が、ボールペンを盗んだかと、もめていた。 下らない、事しているなと、思い、僕は、通り過ぎようとした。 しかし、案の定、疑いは、僕に来た。 [こいつだ!] [こいつだ!] [こいつよ!] [こいつだ!] 非難の視線が、僕を突き刺す。 こうして、僕は、学校に行けなくなった。 そして、人と、目を合わすのが、恐怖になった。 母さんに、[学校止めたい]と、言った。 [辞めて、いいわよ]と、言った。 以外だった。 [いいの?] 母さんが言った。 [それより、あんたのしたい事を探しなさい] それから、僕は、ずっと、部屋に込もって、ゲームをしていた。 しかし、そんな生活が続くと、母さんがゲーム消して、言った。 [あんたのしたい事、こんな事、つまらないわね...] そして、僕の首根っこを掴むと、居間に連れてきた。 居間に、スーツ姿のおじさんがいた。 おじさんは、頭を下げた。 [始めまして、秋本康です。今日は、あなたに、話があって来ました] [僕に...] 僕は、視線をそらした。 母が、[あんたも、頭を下げるのよ]と、言って、頭を下げさせられた。 おじさんは、パンフレットを僕に、渡した。 [夜間学校] 僕は、言った。 [学校なら、もう行かないですよ...] パンフレットを、突き返した。 [試しに、行ってみたら、どうですか、夜だから、同級生と、会う事、ないですよ] 僕は、言った。 [人と、目を会わせたくないんだ] 『成ぜか、この人には、話せると、思った』 [じゃあ、目を合わせなくて、いいです] [え?] 僕は、驚いた。 [いいんですか] おじさんは、言った。 [その代わり、もし、目を合わせたくなったら、言ってください] それが、おじさんとの、夜間学校の始まりだった。 続く。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加