守るのが務め

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悠人の隣に座るべきじゃ無かった。 後ろに座ってるナギちゃんの姿を見ることが出来ない自分に後悔した。 顔を赤くして俯いてる、と思うと可愛い。 はぁぁ、なんで僕は助手席に座ったんだろうか。 数十分前の自分を呪いたくなる! 「顔、怖いですよ。なに、そんな顔してるんです?」 おまえのせいだ! 「キミが言うか?」 「ユウくん、怒ってるの?」 後ろから配そうな声が聞こえて、僕は慌てて否定した。 「ううん、怒ってない。少なくともには怒らないし、怒ってないよ」 「じゃあ、誰に対して怒ってるんっすか?」 「……キミはちょっと黙ってろ」 車から降りたら、懲らしめてやろうか。
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