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そろそろ、ホールに行こうかな…
ホールに行くと若い貴族達に目をつけられた!
だけど、私は極力気にしないように
ウェイトレスからワインを受け取って
それを片手に1口サイズの
チーズをぽいっと口に放り込む…
私
ヘレン・ラウル男爵
(ジーナ・ラウラス)
「ふむ、うまい…」
クルーズ船の一口料理を味わっていると
いつの間にか豪華な服を着た
背の高い、お嬢様やその旦那であろう
子爵や伯爵に囲われていた!
子爵A
「そこの、おじさま…ここはあなたのような
貧相なおじさまがくるところではないよ。」
子爵A
(婦人)
「そうよ!おほほほ!おちびさん!
ここはもっと、セレブな人が来るところ…
蝶ネクタイなんて時代遅れですわ!」
うう…(汗
威厳ある声
「御前達、よってたかって
おじさまをいびるんじゃない…!」
囲われてたけど、みんなの視線は
声がした方に向けられる。
子爵B
「んがが…!?あ…あ…」
子爵B
(夫人)
「アーネスト伯爵ぅううううっ!?」
みんなは、その人に頭を下げて
なにもなかったかのように
そそくさと去っていった!
私
ヘレン・ラウル男爵
(ジーナ・ラウラス)
「やはや、ありがとう!」
私はその伯爵にお礼を言って会釈する。
ベルナール・アーネスト伯爵
「いえいえ、あ…俺は
ベルナール・アーネスト…伯爵です。
宝石の買いつけにいくために
この船に乗船してまして…
っと…立ち話もなんですからこちらに。」
私は頷いた。
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