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「そうか!いやぁ~、丁度今、二十一歳限定のメイド募集をしていてね、そこで!粋にお願いしたいのだけど、いいよね?」
あ~、やっぱり。一瞬無表情になるが、作り笑顔でやんわりと否定した。
「う~~~ん、えっと、僕がメイドですかぁ?嫌だなぁ~(にこっ)」
「そうだよ!粋はスタイルも良いし、顔もまるで女の子みたいに可愛いからねぇ♪」
僕は悟った。これは回避が不可能だという事に・・・
「こ、困ります!例え先輩からの頼みであっても、僕はしませんよ!絶対に!!!」
流石にこれはマズいと思い、今度は強く断った。
だが、そうすんなりと『はいわかりました』なんて言われるはずもなく、
結局僕は上司からの押し付けで、メイドをするハメになってしまった。
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