事の始まり

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「私も絶対に入りたい!!」 あれから7年弱経った。飛ばし過ぎって?気にしたら負け!今は中3の春。難関校ならそろそろ決めておいた方が良い時期。私は結構(っていうか学年トップ)頭良いから、まだ早いと思われるかもだが考えておいた方が良いのだ。 で。私には入りたいところがある。それは、私立傾城学園高等部、所謂わたみたの舞台だ。ここで思い出して欲しいが、わたみたの主人公蒼はBL見たさに王道学園に男装して乗り込んだ。私もそれをしたっていいじゃないか。 「だが、お前は女子。どうせ無理だろ。」 「いいじゃん!王道学園!転校生!生徒会!親衛隊!萌えの塊!!(蒼君の総受けいや、逆ハーを眺めたい!!)直樹君は自分が私の立場になったらどうする?」 「...ハァ。上手く入り込むか...?.....男装しかないな。」 因みに先ほどからのお話相手は皆さんお察し、お色気保険医直樹君である。今は丁度20歳で、大学二年生である。因みに大学は傾城学園系列で、出身高校は学園高等部だ。「萌えの嵐だった。」って言いながらよく報告してくれた。直樹君自体にはフラグ立ってなかったみたいで特に恋愛もなく卒業したって言っていた。つまんないの。 今は大学のなんか医療系?の学部に行っている。やっぱり将来の保険医 ...。 「そう!私はそれをしようと思っているの!!ダメ、かなぁ?」 「うっ...でも、結構危ないぞ?」 「良いよ。直樹君だって私が護身術やってて結構強いこと知ってるでしょ。」 「ま、まぁそうなんだが...。.........いいか、最悪...アレを使うか(ボソ)」 「なんか言った?」 「いや?しゃあない。お腐れの夢だもんな、王道学園。俺も満喫したし。勉強手伝ってやるよ。」 「え、ありがとう。(なにこの手のひら返し...)」 そして、勉強を重ねて挑んだ私立傾城学園高等部。二月、私の元に無事合格通知が届いた。 晴れて私は傾城学園に通うことができるようになったのだ。 「直樹君、直樹君!!受かった!!!」 「おー、おめでとう。俺が見たんだから当然だ。...ま、楽しみにしとけよ。」 「?うん!!」 腐女子の王道学園ライフ始まります!!
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