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「さぁ、おいで」
手首を擦っていれば手を差し出され、その手を取り車を降りれば豪邸が広がっている。車の扉を閉めれば走りだしたので少し驚いたが、運転席には誰か座っていた。
中へ入ればメイド服を着た黒髪ロングの女性が二人出迎えていて、俺の手を引いたまま青年は進む。内装もかなり豪華で中庭の見える廊下を歩けば、中庭にプールが見える。
明かりもシャンデリアの明かりで明らかに金持ちという雰囲気だ。通された部屋は寝室で、それだけでもかなりの広さがある。
キングサイズのベッドがあり、白の小さなテーブルに白の背もたれに装飾のある椅子が二脚奥スペースもありベッドから起き上がった時に見える壁には大型テレビがついている。
化粧台も置いてあるが、こちらは使われた様子があまり見られない。庭へ続く大窓もあり、今はレースのカーテンだけがしてあったが遮光カーテンも閉めて部屋の電気をつけた。やはりこちらもシャンデリアの照明が照らしている。
「食事前に味見させてくれないか?」
「っ…!」
ぐっと腕を捕まれベッドに投げられる。突然の事に驚いて振り向けばネクタイを緩めながら俺に覆いかぶさり舌なめずりをしている…
もしかしなくても目的は行動を見ればわかる。だが俺はまだ抱いた事もないのに抱かれるのか…?
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