こぼれる砂のひとかけを
1/1
読書設定
目次
前へ
/
1ページ
次へ
ひとはみな なにかを 掬いあげようとして ゆびの すきまから たくさんのものを落としながら 歩いていく 手からこぼれて 波打ち際に落ちた 砂のひとかけのように もう二度と触れられない たいせつな 自分の一部だったもの 明るいきもちだけじゃない 悲しみも怒りも 憎しみも蔑みも 妬みも苛立ちもすべて そこにあったと証明したいから 旋律を 言葉を なにかを 紡いでいくんだな
/
1ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
88(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!