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はー。色々ありすぎたが、早く寮に戻りたい。
ここの学校の寮は受験前にパンフレットで見て、あまりにも綺麗で感動した記憶がある。
これでも結構わくわくしている。
風呂とかも広いのかな…
入学式前に入寮は済ませてあるけど、その後実家に呼ばれていて忙しかったから、まだ荷解きも出来ていないし、同室者にも挨拶できていない。あ、でも寮長には会えたからおーらいではあるのかなー。あの人もなかなかなキャラしてた…
まあでもやっぱり同学年の同室者は何かない限り3年間一緒に過ごすから、仲良くなれたらいいなぁ…
色々考えていたらいつの間にか自分の部屋に着いた。
んと、この場合はインターホンを鳴らせばいいのか?自分の部屋でもあるけど。
まいっか。
ピーンポーーン
誰も出てこない。留守だな。
んだよー。
肩透かしを食らった気分だ。
じゃ、荷解きするか。お腹は空いていないからお昼は後でいいや。
荷物はそんなに持ってきていないから案外すぐに終わった。だけどそんなことよりベッド!すんごいふかふかそう…!
整理している時からダイブ欲と闘っていた。
こんな歳だけど、妹曰くもう歳だけど、
誘惑には逆らえぬ。
ボフッ
「んーっ気持ちぃー…」
すごいすごい現在進行形で革命起きてる。
やっぱり半日でいろんな濃い人に関わって、どうしても疲れが溜まってしまったのだろうか。
本日二度目の寝落ちをした。
クゥー。
腹減った…
時計時計っと、
ん?もう夜の9時?んあー、やったわ…
食堂は流石に開いてないだろうからコンビニで食料調達するか。
ガチャッ ガチャッ
おわ、、同室者も帰ってきたのか。
自分の部屋から出た瞬間知らない人と目が合った。
ひ、圧が凄いな。でも挨拶は大事だよね。
「あ、お帰りなさい。同室の海崎碧です。よろしくお願いします。」
「.......!」
同室の子は目つきの悪い目を瞬いてほんのちょっと見開いた。何だろうちょっと可愛いかも。
「阿久津蓮、よろしく。
ていうかタメでいい。」
「わかった。ありがとう。」
なんとか上手くやっていけそうだ。
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