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先生のつまらない説明を聞き流しながら、教室を見る。
本当に皆顔面偏差値高杉くんだなぁ。男のはずだが、可愛い容姿の子もいる。俺には理解が出来そうにもないないが、恋が芽生えても仕方がないのかもしれない。
「えー、では説明は以上だ。
質問はあるk 、無いなー。」
え、この人どんだけめんどくさがりなの。
質問する時間無かったんだけど、まぁ、話聞いてなかったから質問のしようがないけどさ。
「あー、じゃあ海崎ぃ、お前後で職員室来いな。手伝え。」
あーあ、海崎くん何かやらかしたんかな…
かいざき……..
っは、俺だったわ海崎。
「っ、分かりました。」
えーなんでだろーなんでだろー
俺何かした??話聞いてなかったのバレた?
あ、100%それだわ。
““陸様のお仕事を手伝えるなんて羨ましい〜””
可愛い系の男子達が口を揃えて言う。
え、そんなこと言うんだったら喜んで変わりますとも。というか先生めちゃくちゃリスペクトされてる。はちゃめちゃに適当なのに。
「あー、海崎絶対来いよー」
「はい…」
希望が砕けた。
そんなこんなでLHRが終わり、解散となった。
「ねー、海何やって目ぇつけられたのー??」
「あ、瑠衣。いや、話を聞いてなかったのがバレたっぽい。」
「えー、俺や他の奴だって別に話を聞いてたわけじゃないよぉ。なんで海なのかな…」
えーそーなの。まあでも
「席が前のほうだったからバレたんじゃね?」
「うーん。それだけだと良いんだけどぉ、」
え、何その意味深っぽい感じ。
「海ー、くがしゅんには気をつけてね。あの人バイな上に下半身暴走事故が多発しているんだからねー!」
「ばい?」
「男でも女でもイケる人のこと!!
海ってそっからなの??ますます心配っ!」
先生ヤバい人なのか?よく事故ってるらしいし。まぁとにかく用心しておこう。
「瑠衣、ありがとな。」「とーぜん!」
やっぱり瑠衣は可愛い。癒される。
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