プロローグ

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プロローグ

 スーツを着た二人組はこの街で有名になりつつある。一人は気だるそうにして無愛想で何を考えてるのかわからない。 「そうか・・・それで?」  誰もいないのに独り言を呟いている。僕がキョトンとしていると、もう一人はサングラスを外し目を細め微笑んでいる。 「大丈夫、心配しないで」  僕の側にいる男は愛想がいいというか馴れ馴れしい。いつも笑みを浮かべ年齢など関係なく、砕けた口調で話している。 「もうすぐで解決するから」  僕がこの二人に頼った経緯を話そう。  
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