10人が本棚に入れています
本棚に追加
プロローグ
スーツを着た二人組はこの街で有名になりつつある。一人は気だるそうにして無愛想で何を考えてるのかわからない。
「そうか・・・それで?」
誰もいないのに独り言を呟いている。僕がキョトンとしていると、もう一人はサングラスを外し目を細め微笑んでいる。
「大丈夫、心配しないで」
僕の側にいる男は愛想がいいというか馴れ馴れしい。いつも笑みを浮かべ年齢など関係なく、砕けた口調で話している。
「もうすぐで解決するから」
僕がこの二人に頼った経緯を話そう。
最初のコメントを投稿しよう!