お友達

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お友達

 三歳で捨てられ、この、人の命を流し捨てるような組織にやって来たシャウラにとって、子供の時からお友達は大人の男であった。  生物は性欲に支配される。ならば、シャウラがやるのは簡単なことだ。両足を開いて寝ていれば、勝手に満たされて、勝手に金をくれる。シャウラは、この方法で、お金を貯めて、お人形を買ったり、ドールハウスを買っていた。  その方法を応用すれば、男の命を奪うことも簡単に出来る。男は何故か、シャウラに跨ると、油断してしまう。その寝首を掻くのは簡単だ。大人になった今は、その手段でお金を貯めて、もっと美しくなる整形手術や、宝石に使っている。
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