マイム・マイム

9/14
前へ
/14ページ
次へ
「しかしそんなある時、君が急に部屋から出てこなくなったもんで、君のお母さんが心配してね、終いには僕のところに連絡がきた。僕も、随分と君を心配してやっていたから、当然すぐに駆けつけたさ。部屋の前で僕が声をかけると、君は案外あっさりとドアを開いてくれた。そこで、久々に君の絵を見たんだ。そう、」  あ、思い出した。 「水浸しになった絵を、だろう?」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加