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アカデミー国王上洛
異世界からこんにちワン ようこそ越中へ フェアリーランドガンスリンガー編
その時、集まった集団はそれは賑やかだった。
「ライル先生さようなら。ああパパ、カグヤちゃんが泣いてます」
「ユノ!カグヤを頼む!ジュニア!オシメが濡れてるよフラさん!よーし点呼取るぞー!ステラにアリア、ジュニア。あれ?フラさんメルとミラルカは?!ウィルしかいないぞ!」
「ミラルカは行かないよ!お父さん!土壇場でヘソ曲げちゃった。メルはアースワンにいるんだよね?」
「全くあいつ等は協調性がない!マリオン!いるな?!ロズウェルとロージーも!よーし子供達は父ちゃんとこ集合!赤ん坊はママが抱いて!じゃあ後は頼むぞライル!何かあったらフェリックスとタルカスを頼れ!」
「とっとと行ってこい。あいつには言ってあるからよ。マリオン!とっとと行けってだから!何でトランク開けてパンツ探してんだ?!」
「ライル先生が盗んでたら嫌だもの」
「ガキのパンツなんか盗むか!いいな?!送るぞ?!」
ライルは腰のカリバーンを抜き、地面に突き刺した。
国王とその家族は、空間に吸い込まれて消えた。
「いいなあ。僕も行きたかった。社会科見学楽しそうだったなあ」
「おーし。居残りのガキも解散な。安心しろあとで連れてってやるからよ」
嬉しそうな、ライルより頭半分大きい王子や王様の友達の子供達の笑顔を受け、学園国家アカデミー初等部教員のライル・グリフィス・コティングリーは、タバコに火を点け煙を吐いた。
もう知らねえよ。どうせ何か起きんだろうがよ。あとは頼むぜ師匠。前のキャンプ行かなくてよかったけどよ。
王様の友達である師匠、勘解由小路降魔に、全部丸投げしていた。
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