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第1話 ナイト復活
王を狙うダークナイトから王を守り戦い続けたナイト達の戦いが終わった。
王の側にいつも居た虎は王とナイト達の幸せを願い王とナイト達を消し去った。
「王、ナイト達、そしてダークナイト、幸せになってください」
そう言って虎は王とナイト達とダークナイトの幸せを願いながら消えていった。
━現在━
午前7時、独り暮らしで女子高校の教師をしている偉月(いつき)は寝坊した。
偉月は慌ててベッドから降り上下のパジャマから仕事用の上下の服に着替え始めた。
その後、偉月はご飯も食べず車に乗り込み女子高校に向かった。
午前8時30分、偉月が運転する車は女子高校の駐車場に着き急いで職員室に向かった。
「遅刻しました、すみません」
お辞儀をしながら偉月が謝ると3人の女性教師が近づいてきた。
「遅刻の許し今回だけですよ」
「顔をあげてください」
「生徒達が待ってますよ、行ってください」
「ありがとうございます」
顔をあげ偉月が微笑むと3人の女性教師は心を奪われた。
その後、偉月は職員室を出ていき教室に向かった。
「遅くなってすまない」
謝りながら教室に入った偉月は自主勉強をしている生徒達に驚いた。
「先生、授業始めよう」
「あぁ」
偉月の授業が始まる頃、教頭室に黒いタキシードに黒いマントを羽織った男が近づいていた。
「教頭室にご用ですか?」
男性教師が問いかけると男は無言で男性教師を眠らせた。
「お前でも良いか」
そう言って男は男性教師の身体の中に闇の玉を入れ込み話しかけた。
「目覚めよ」
「……」
無言で男性教師は立ち上がり男にひざまついた。
「ここに金水晶があるか探せ、もし金水晶が見つかったら奪い俺の元に持ってこい」
「かしこまりました」
ひざまつきながら男性教師が返事をすると男はその場から消えていった。
その後、男性教師は金水晶を探すため女性生徒達を襲い始めた。
その頃、何も知らない偉月は授業を続けていた。
それから暫くして1人の女性生徒が悲鳴を聞き話しかけた。
「偉月先生」
「南原さん、どうした?」
「悲鳴が聞こえたんだけど」
「悲鳴?」
確認するため偉月が教室から出ようとしたその時、男性教師が現れ偉月を突き飛ばし倒れさせた。
驚いた女子生徒は席から立ち教室から出始めた。
男性教師は女子生徒を襲い調べるも金水晶は見つからなかった。
「無いか」
「生徒を襲うなんて何、考えてんですか」
「あとは偉月先生だけです」
そう言って男性教師が偉月を襲うとしたその時、虎が現れ男性教師を気絶させた。
「偉月、逃げろ」
「何で俺の名前を…それに虎が喋った」
「早く逃げろ」
「あ、はい」
虎に怒られ偉月が逃げようとしたその時、目を覚ました男性教師に虎はやられ倒れた。
驚いた偉月は後ずさりをしながら離れ窓際で止まった。
男性教師は偉月に近づき話しかけた。
「金水晶がないか調べさせて貰う」
そう言って偉月の服を引き裂き肌に触れようとした男性教師は三日月のマークに目を向けた。
「何だこのマークは」
マークに触れようとしたその時、三日月のマークが光り男性教師を吹き飛ばした。
驚いた顔で偉月が見つめると虎が叫んだ。
「逃げるぞ、ついてこい」
先に虎が教室を出ていくと偉月も教室を出ていき虎についていった。
三日月のマークにやられた男性教師は人間からバケモノに変身した。
その後、バケモノは偉月を襲うため教室を出て探し始めた。
その頃、偉月と虎は音楽室で隠れていた。
「こんなマークが肌にあったなんて知らなかった」
「三日月のマークがあらわれたということは…」
「見つけたぞ」
バケモノが現れると虎が叫んだ。
「逃げろ」
「……」
偉月が逃げようと動き出すとバケモノは偉月に飛びかかりそのまま倒れた。
「ぐあああ…」
「誰か助けて」
バケモノに襲われるそう思った偉月は助けを望んだ。
その時、三日月の形をした白水晶が現れバケモノを吹き飛ばした。
驚いた顔で偉月が立ち上がり見つめると三日月の形をした白水晶は指輪に変身し偉月の左手の薬指にはまった。
その後、偉月は白いタキシードに白いマントを羽織った白ナイトに変身し三日月が刻まれた剣を出現させ掴んだ。
「……」
偉月が剣を構えると威嚇をしながらバケモノが向かってきた。
偉月は剣に力を込め向かってくるバケモノを一瞬で切り裂き倒した。
「偉月」
虎が近づくと偉月が口を開いた。
「ダークナイトが復活したんだな」
「偉月」
「俺の家、わかるだろ先に行っててくれ」
「わかった」
虎が姿を消すと偉月は傷ついた女子生徒達と教師達の記憶を消し元に戻した。
その後、偉月は変身を解きその場を去っていった。
━ダークナイトが居る部屋━
椅子に座りながら黒いタキシードに黒いマントを羽織ったダークナイトはナイトの復活を感じ笑みを浮かべた。
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