秋の声

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秋の声

 『 お気に入りのあの店で 』  私からあなたにメールを。  ティーポットが冷めないうちに  来てくれることを願いながら…。  決して届かない片想いが     「好きだよ」  人ごみの一言で一変した5年前。  会社帰りはここで待ち合わせ。    あなたは珈琲をブラックで、  私は…白いカップで紅茶を。  あなたが笑うと嬉しくて…  あなたが好きで大好きだから。  ・・・腕の中で、瞳の中で  私がどんなに咲いていたか…  少しは残っているかしら?  
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