1. デジャヴ

2/40
前へ
/659ページ
次へ
「えっ?」 「彩は元気で学校行ってるのかってウチらに聞いてきたのよ。近くを通ったからって」 「へえ、そうなんだ…」 「He looked like cared of you, Aya. 」 (アヤの事が心配だったみたいよ) ジャンがそう言ってコーヒーを啜った。 (和樹さん、わざわざ寮にまで来てくれたんだ…) ほかに警察の仕事もあるのに、気遣いが心に染みる。 「さすがね。ところで彩、和樹さんは付き合ってる人とかいないの?」 「えっ?」 予想外の言葉に、思わず固まった。 「だって、仕事柄とはいえ女子へのアフターフォローは完璧だし、顔はいいし、あれでモテないはずないじゃない?過去の彼女の噂とか聞いたことないの?」 「だって出会ってまだ一ヶ月だよ?智樹先輩とも付き合い始めたばっかりだし…」 「I think it is enough time to known about him. I fall in love with my boyfriend in three hours.」 (充分な時間だと思うけど。私は今の彼氏を3時間後には好きになってた) 「ジャン、それはいくらなんでも早いよ!即決すぎ!!」
/659ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加