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僕は自分の過ちに責任を感じモネと結婚した。
僕らは互いに世間からは醜いと評される生まれたままの顔を尊重した。
やがて二人の間に男の子が産まれた。
初めて子どもの顔を見た時、僕は神を呪った。
子どもは僕らの醜さをすべて受け継いでいた。
目はどこにあるのかわからないほど小さく中心から大きく離れて、鼻腔は豚のように広く、口は化け物のように大きく唇はケロイド状に凸凹。
顔全体と耳はもちろん首から胸にかけてまで濃い紫色のアザで覆われていた。
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