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「あ、ごめん。スマホの充電もうないからレンタルしてくる」 いざクラブに入ろうとした時、充電が切れそうなことを思い出した。 途中のコンビニでレンタルしようと思ったのに忘れてた。 スマホにIC機能付けてるから最悪帰れなくなっちゃう。 海里くんとヤる時は毎回タクシーで送ってくれるからいいんだけどね。他の人もそうとは限らないし。 「えーコンビニ結構遠かったじゃん。戻るの?」 「うん。瑠美は先入ってて」 「はあ…わかった。てか充電減るの早くない?それ買ったばかりじゃなかった?」 「んーなんか最近減り早いんだよね。そんな使ってないんだけどなぁ」 「変なウイルスかかってんじゃない?ショップ行けば?」 「そのうちね」 面倒くさがりだから当分は何もしないと思うけど。 その会話を最後に瑠美と一旦別れ、来た道を戻ることにした。 確かあそこにコンビニあったはず……。 もうスマホは使えないので記憶を辿りに歩き出す。 と、その時だった。 「あれ、舞ちゃん?ここで遊んでたんだ」 「……海里くん?」 なんか見覚えある姿が反対方向から歩いてくるな〜と思っていたらまさかの海里くんだった。 やば。こんな偶然ある?
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