182人が本棚に入れています
本棚に追加
/75ページ
「あ、ごめん。スマホの充電もうないからレンタルしてくる」
いざクラブに入ろうとした時、充電が切れそうなことを思い出した。
途中のコンビニでレンタルしようと思ったのに忘れてた。
スマホにIC機能付けてるから最悪帰れなくなっちゃう。
海里くんとヤる時は毎回タクシーで送ってくれるからいいんだけどね。他の人もそうとは限らないし。
「えーコンビニ結構遠かったじゃん。戻るの?」
「うん。瑠美は先入ってて」
「はあ…わかった。てか充電減るの早くない?それ買ったばかりじゃなかった?」
「んーなんか最近減り早いんだよね。そんな使ってないんだけどなぁ」
「変なウイルスかかってんじゃない?ショップ行けば?」
「そのうちね」
面倒くさがりだから当分は何もしないと思うけど。
その会話を最後に瑠美と一旦別れ、来た道を戻ることにした。
確かあそこにコンビニあったはず……。
もうスマホは使えないので記憶を辿りに歩き出す。
と、その時だった。
「あれ、舞ちゃん?ここで遊んでたんだ」
「……海里くん?」
なんか見覚えある姿が反対方向から歩いてくるな〜と思っていたらまさかの海里くんだった。
やば。こんな偶然ある?
最初のコメントを投稿しよう!