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──ってそうだった!瑠美のこと忘れてた!
少し回復したスマホを開くと案の定瑠美から鬼のようにラインが来ていた。
『ちょっと遅すぎ!!』『今どこにいんの!?』『今回当たりだから早く来て!!』などなど。
思わずクスリと笑ってクラブに戻ろうと方向転換。
「あ、海里くんもクラブ行こうとしてたんだよね?一緒に行く?」
「うーんどうしようかな。他の子見ても舞ちゃんと比べちゃいそうで…」
「またまた〜。私より可愛い子なんていっぱいいるって。──あ、そうだ。友達の瑠美って子もめっちゃ美人だよ?ヤってみる?」
ふふふ。瑠美はヤるの嫌がってたけど一度体験してほしい。海里くんのヤバテクニックを誰かと共有したい。
それに瑠美ほど美人な子だったら海里くんだって付き合ってもいいって言うかもだし。
あ、でもそうなったらもう私とのセフレ関係は終わりか…?
それはちょっと悲しいな……。
「え、えーと、その子はヤった相手をすぐ好きになっちゃうんだけどね?だから付き合えない相手とはそもそもヤらないようにしてるんだって〜」
いや私は何がしたいんだ。
海里くんの性格ならこう言ったら興味をなくすだろうと思って言っちゃったよ。
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