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天井からぶら下がっている、その独特の姿…
「コウモリ」だ。
本当かどうかは知らないが、一応新型コロナウイルスの素と言われている「コウモリ」だ。
コウモリが家の中に入ってくるなんて事があるという事に、まず驚いた。
先ほど、叔母が頭に何か当たった、と思っていたのは、羽ばたきながらこの家の中に侵入してきたコウモリの仕業だったのだ。
この時に、コウモリが叔母の頭上をかすめなければ、コウモリが侵入してきた事に、もうしばらく気づかなかったかもしれない。
誰かがトイレに向かい、トイレのドアの前まで行き、気づいて絶叫か、トイレから出る時に気づき絶叫だろう。
もしかしたらこの家族なら、コウモリに気づく事もなく、数日間コウモリと一緒に過ごしてしまっていたかもしれない。
自分の家の天井にコウモリがぶら下がっているなんて、想像しただけで気持ちが悪い。
叔母はすぐに「コロナ大御所」の弟を呼んだ。
叔母からしたら、この子も孫だ。
ホウキやらを使いなんとかコウモリを玄関から出そうと、孫は頑張る。
すると、コウモリはホウキ攻撃を軽くかわし、お次はなんと階段から二階に羽ばたいていった。
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