永劫静眠症候群Ⅱ型

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永劫静眠症候群Ⅱ型

永劫静眠症候群(えいごうせいみんしょうこうぐん) それは西暦3000年以降に現れた病気である。 この病気にかかる原因は複数考えられていて確実にはまだ解明されていない。 1、日常の過度なストレスによる突発的なもの 2、親がこの病気である。もしくはだった場合の遺伝 3、親も親族もこの病気にかかったことは無いが突然変異的に起きる場合 この病気には更にいくつもの型に分けられる。 Ⅰ型 植物状態で動けなくなった場合の患者 Ⅱ型 意識も自我も無いが体に染み付いた慣習や本能で、他者の手助け無く    無意識的に動くことができる患者 Ⅲ型 自らの内に秘めた危険性が、暴走した状態の患者    半分だけ起きた状態とも言える。    意識はあるがその場所を把握したりする能力は無い    無意識的な暴力が起きる。 この病気を治す方法は、いくつか存在する。 これはⅠ型とⅡ型の場合だ。 まず後天性(後からストレスなどにより発症した患者)の場合からだ。 こちらは比較的治りやすい。 その人の周りの人や物で、深い思い入れがあるものと繋がればいい。 そうすると自分が無意識の中で起きようと努力し始める。 それが意識下に到達した時、この病気から抜け出せる。 次に先天性(生まれつき発症していた患者)の場合だ。 こちらは治すのがかなり難しい。 元々何かを大切にしようと思ったことすらないからだ。 親であれ、兄弟であれ、心の奥底に入り込むことは難しい。 こうした事に呆れて飼育放棄してしまう親も多く社会問題になっている。 こうした患者は、無意識の内に潜在的に刻まれた情報を 覚醒させることによってこの病気から立ち直ることができる。 しかし潜在的に刻まれた情報が親族では、覚醒しないことが最近の研究で 分かった。 そしてⅢ型の治し方だ。 残念ながらⅢ型の治療法は、まだ見つかっていない。 治療法でなく完全な個人の問題としてⅢ型から復帰した人は、 世界に2人しかいない。 この二人は強靭的な精神力で、無意識的な凶暴性を内にしまい込むこと に成功した。 現在は西暦3590年  日本は一度 今から1400年ほど前に政府もろとも壊れたらしい 日本 福岡県 博多市 誰だ 誰だ 誰か教えてくれ   
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