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ぼすんとソファに寝かせると、千秋はきゅっと抱きついてきた。
「んー……」
ぐりぐりと肩に頭を擦り付ける千秋。普段は絶対しないような甘えるような仕草に意味のわからない感情が湧いて出てきたが、とりあえず落ち着けと軽く深呼吸をした。
「まずはキス?」
「ん……」
力の入ってない千秋を引き寄せて、赤くほてった唇にキスをする。千秋の唇たまらねえ、なんて変態じみたことを思うのも今回だけではない。間違えて口に出してしまったときには千秋にどんな目を向けられることか。
そのままその感触を堪能していると、ぐいぐいと体を押される。
「……ん、どうした?」
離れて顔をみると、少し息を荒くした千秋が「あ」と少し口を開けた。
……やばい、ダイレクトにきた。
「深いチューしたいの?」
「い、から……」
今度はぐいぐいと引っ張られる。さすがに我慢できなくなって、その口に舌を忍び込ませた。千秋の好きなキスをしてやる。
「んぅ……は、あ……」
そのまま、千秋のきているトレーナーをたくし上げていく。
「んっ……脱ぎますか?」
「じゃあ一回脱ぐか」
頷いて、英司に体を預ける千秋。この千秋を脱がす行為は何度やっても飽きない。
上も下も全て剥いでしまうと、部屋で一人、英司の下で千秋だけが何も纏わない姿になった。これが可愛い、興奮する。
「柳瀬さん……」
「千秋、触るぞ」
「ん……っ」
ぷくっと控えめに突き出た乳首を愛でたり、至る箇所にキスを落としたり、普段は怒られるけどキスマークをつけたり。
英司が触れていくたびに千秋の体が熱くなって、しばらくすればもうすっかり溶けてしまいそうな顔になっていた。
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