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「千秋、指入れるぞ」
熱帯びた体を抱き寄せて、そこにゆっくり指を入れていく。
「あ……っ」
千秋のそこはいつもよりも熱くなっている。いつも期待するように吸い付いてくること、千秋は気付いているのだろうか。とにかく早く千秋が気持ちよがる顔が見たいと思って、指を撫でるように動かした。
「んっ、あ……」
口をだらりと開けて、快感に身を委ね始める瞬間の千秋を見るのが好きだ。今日は指で一回いってもらいたい。
「あ……!や、そこ……」
「や?」
「ち、ちが……っ」
支離滅裂になってしまう千秋。意地悪したい気持ちが芽生えてくるが、今日は千秋をどっぷり気持ち良くさせることが最優先だと自分を戒める。
「あっ、あ、んー……っ」
「きもちいいな?」
「ん、うんっ……」
足をぐーっと伸ばして快感に耐える姿に、英司も自然と息を飲んだ。リミッターが外れて、いつもより大胆な感じ方になっている。
「も、い……あ……っ!」
最後は、背中をそらしていってしまった。肩で息しながら、ぼーっと宙を見つめる千秋にキスを落とす。
「ん……」
英司に気づいて焦点を合わせると、甘えるように唇を這わせてきた。
「千秋、まだがんばれる?」
「うん……」
潤んだ目でじっと見つめられて、自分もさすがに限界であることを悟る。
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