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すっかり盛りを過ぎた
桜並木の川の公園。
夕闇が迫りつつ…
皆足早に家路へ急ぐ。
石のベンチに腰を掛ければ
冷たさが全身を覆う。
風に揺れる桜木を見上げる
ただ独り。
誰も見てくれないからと言って
怒るわけでもない葉桜。
涙が・・・
溢れて・・・・・
とまらない・・・・
しばらくは
しばらくは
動けそうにもない。
ー 了 ー
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