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「じゃあ、柚葉さんからキスして」
「な!」
「だって嫌じゃないんでしょ?」
戸惑うも、嫌だと思われるのは本意ではない。
真っすぐに見つめらる彼に、私はキュッと唇を噛んだ後、背伸びをして一瞬触れるだけのキスをした。
「したよ。ご飯食べよう」
彼の腕の中からでようとすれば、いきなり後頭部を引き寄せられ激しくキスをされる。
今までの触れるようなキスではなく、舌が搦められる。
「ん……」
甘ったるい声が燃えたところで、望月君がそっと私に耳元で囁く。
「先に柚葉さんでもいい?」
その言葉に私は我に返った。
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