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準備をしながら、私は部屋着に着替えている望月君をチラリと盗み見る。
ワンルームの為、すぐそばで着替えないといけないのだが、可愛いらしいのは見かけだけで、腕や肩回りは程よく筋肉がついており、がっちりとしている。
細く見えるのに、やはり男の人だと感じてしまう。
「柚葉さん、やっぱりご飯後にする?」
ぼーっと着替えるのを見ていた自分に気づいて、私は慌てて首を振る。
「柚葉さん、本当かわいすぎ」
着替え終わって私のところへ来ると、また後ろから抱きしめる望月君は本当に甘すぎる。
その後二人でご飯を食べ、一緒にキッチンで片付けをしする。本当に新婚のようなやり取りににやけてしまいそうになる。
こんなに付き合うということが甘く時に切なく、でもとても幸せを感じるなんて知らなかった。
交互にシャワーを浴び、今日はじゃれ合うようにベッドに入る。
しかし、それは初めだけで一気に男の人の顔になる彼に、今日も私はただ翻弄され、意識を失うように私は眠りについた。
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