**教会都市イリス**

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61bde1d0-b17d-4d12-ae8a-0091146ccaae 【時計塔のあるイリスの街の様子】 美しい赤レンガと白い壁が特徴的なイリスの街。 レンガと漆喰に見えるが実際はナノカーボンと 強化プラスチックの合成体だ。 (旧市街はレンガ造りで例外) エターナリアは実は地震がほとんどない世界だ。   北部は王都周辺にあいいろ山脈があるが 火山活動は観測されていない。 そのために北部の内陸のイリスは地震とは 無縁の地帯に広がる街である。 特徴的なのは街のどこからでも見える時計塔だ。 時計塔の高さはほぼ東京タワーほどの高さ。 頂上部には時計盤があり、実はこの時計は 魔力で動いているというおまけ付き。 (ここだけの話です) 魔法を否定する人間の街になぜそんなものがあるのか? 答えは簡単。 2つの種族(人と獣人族)が対立する前からあって、 街の人達の生活の一部の風景と化しているからだ。 そして街のシンボルタワーとして観光地にもなっている。 つまりあっても邪魔にならないものという、 大人の事情でそこにある。 (誰も突っ込まない) 魔力で動こうが、もはや文化遺産としてそこにある。 あるのが当たり前なので誰もそこにあることを不思議がらない。 だから撤去もないのである。 **  風景の1つとして。 そういうところでは便利に共存できるのに、 肝心なところではいがみ合う。 うまくいかないものです。 6c2f6ed2-7ffc-47fd-9376-b9f59d4c72dd   【焼け落ちる時計塔】 結果的にその時計塔は、ある事件で焼け落ちてしまいます。 文化遺産の古い建物なのでナノカーボン製ではないのです。 焼け落ちたのも、人(科学)と獣人族(魔法)の共存の シンボルタワーではなかったからです。
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