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「ひっ」
小さな悲鳴も丸聞こえ。
場内極めて静かゆえ。
そりゃビビるわ、あれは私も初見さんよ。
にしても、おかしいな。
いつもなら、笑って怒って、笑って許すのに。
許さないと進まない、とかなんとか語ってたじゃん。そりゃもう熱く。
「あ、違う違う。お前じゃなくてさ。
はははっ、ビビらせちゃったな、すまんすまん。」
おっ、これは。
「お前はよくやったよ、お疲れさん。
次、頑張れ。」
「あ、え、あ、はい、うっす。」
「ふはっ。」
ごめんよ同期、思わず吹いた。
動揺し過ぎに私に読まれ過ぎ。笑わない方がむずいってこれ。
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