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立樹がそばに寄ると清水が床を指差した。その先には火事で焼け落ちて穴の開いた床があった。
「床下に何か書いてあるんですよ。」
「ええ、どれどれ」
清水に言われて立樹が懐中電灯で穴の開いた床を照らした。穴の先には当然床下があり、基礎と地面が見える。しかし、立樹の目に映ったのは地面に描かれた奇妙な紋様であった。地面を削り、その上に石灰を撒いているようだが、見たことものない図柄であった。
となりで清水がカメラで写真を撮った。
つられて立樹も持っていた携帯電話で、奇妙な紋様を写真に撮った。
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