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「も、桃香? お前、これからどうすんの?」  これからのことを考え恐怖を覚えたドリアン。シャインマスカットは優に300個を超えている。こいつら一つ一つをデートに誘うとなると……。  ドリアンの小遣いでは、全く賄えない。 「これから? うーんそうだね……よしっ! こうしよう! みんな! しゅうけーつ!」  そう言い、シャインマスカットは一ヶ所に集まる。なぜか警備員も吸い寄せられていく。  そして、むぎゅーっと互いの体を押し付け合う。 「桃香? はっはっは! おしくらまんじゅうならぬおしくらマスカットか! ……ははっ!」  とりあえず笑ってみたドリアンは、すぐに言葉を失った。何故ならば、一ヶ所に集まったシャインマスカットが、蛍のように光り出したのだから。
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