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「でも、多分お前死ぬよな? だから、明日、2組の苺原に告白するわ」  果物学園のマドンナである苺原パイン。真っ赤な唇で男子達を甘甘にさせる、小悪魔だ。 「……!! ふざけんなー!」  晴天の霹靂に陥った桃香の体は、急激に膨らみ始めた。そして、弾けた。  ポーン! 「ふっ、計算通りだ!」  ドリアンは拳を握り天へとかざす。拡声器を取り返そうとした警備員の顎にクリティカルヒットした。  そう、ドリアンは桃香を破裂させることを狙っていた。決して、浮気など考えていない。そこまで神経は腐っていないのだ。 「あのままじゃ、月にまで飛んでっちまう……それを阻止するには、破裂させればいい!」  破裂させた後のことなど、考えていないドリアン。 「破裂させた後は……残骸を縫い合わせればなんとかなるだろう」  考えていた。考えていない方がマシだった。
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