夜釣りにて
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窓が閉まった。タバコを灰皿に押し付ける。熟しすぎたメロンみたいな三日月が浮かんでいる。生ぬるい夜風が吹く。耳障りなバイクの走行音が響く。 また欠伸が出た。目をこすり、肩を軽く回すと、上から釣り針が垂れてきた。 西田さんのところからだ。僕は釣り竿を固定し、座っていたキャンプ用のイスから立ち上がり、左脇に置いてあるクーラーボックスから〈ソレ〉を取り出すと、釣り針に引っかけて、二、三度軽く引っ張った。
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