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「…………‥‥俺…お前が好きなんだよ。」
ノブは馬鹿だ。
こんなに一緒にいるのに、ノブのかっこ悪い姿なんて今まで何回も見てきたのに。
恋は盲目なんて言葉を真に受けて、俺がノブの情けない姿を見ていないとでも思っているんだろうか。
「ノブって残念イケメンだな。」
「は?」
「うん、残念イケメン。俺、ノブの情けない姿もかっこ悪い所も全部知ってるよ。どれだけ一緒にいると思ってるんだよ。ノブだって俺の情けない所知ってるだろ。でも、俺の事好きだろ。俺だって同じだよ。どんな姿を見ても、ノブの事好きだよ。」
「ヒロ……。」
「ノブの事嫌いになる訳ないだろう。ノブがノブだから好きなんだ。理屈なんて無くても、お前だから好きなんだ…。もうそれぐらい分かれよっ、んっっ。」
涙混じりの告白は、伸びあがってきたノブの唇に溶けて消えた。
「ヒロッ…ヒロッ…。」
何度も俺の名前を呼びながらキスを繰り返すノブの頭を抱えるようにして俺もキスに応えた―――。
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