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さらにトロスコフは、
『さっきゲンジは、自分が搭乗できないということでブチ切れた。そして、私が搭乗するシャトルが、事実上の一番手になると分かっていたので、その超コンパクト波動砲を使おうと決めたのでしょう。
さらに彼は、このパワーを利用してレーザーを発射すれば、直後に波動波となり、威力は十倍にもなるはずだ――と言ってました』
と伝えた。
宇宙開発センターのスタッフたちは、イマイチ理解できないまま、静観するしかないという判断だった。
が、リーダーだけは、ゲンジの経歴や、怒った時の姿を見ていたので、任せられるような気がしていた。
ゲンジは、超コンパクト波動砲の装着を済ませると、ようやく笑顔を見せた。
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