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その頃、宇宙開発センターでは、
「ゲンジは、いった何処へ行ったんだ!」
と関係者たちは大騒ぎだった。
そこへR空港の関係者から、
『ゲンジらしき人物が現れました』
という報告と、監視カメラの映像が送られてきた。
しかし、その映像からは、彼が何を取りに行ったか、分からなかった。
すると今度は、二番手シャトルに搭乗したトロスコフから連絡が入り、
密かにゲンジが、ある物を持ち込んで、シャトル機内にいるという。
その時、リーダーが、
「多分、搭乗者パスを使ったんでしょう。あの時点で、没収るべきでした‥‥」
頭を抱えた。
その頃、ゲンジは、持ち込んだ物をレーザー砲の心臓部にはめ込んでいた。
それはゲンジが、長年の研究の結果、造り上げた、超コンパクトタイプの波動砲だ――と、トロスコフが伝えてきた。
管制センターでは、打ち上げまで時間が無いという理由から、ゲンジの搭乗を非公式で認めた。
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