Fifth

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「明日の予定は?」 「……一日暇です」 「よし、じゃあ今日も泊まりな」 「……え!?」 「何か問題でも?」 「……ございません」 当たり前のように連続でのお泊まりが決まる。 綾人さんは満足気だ。 「なら歩の家行って着替えとか荷物取りに行こう」 「あ、はい」 「車出すわ。家までの道案内よろしく」 その言葉に、目を丸くする。 「かちょ……じゃなかった、綾人さんって車持ってるんですか?」 「あぁ。休みの日しか乗らないけどな」 「そうなんだ……」 社用車に乗っているところ以外見たことがなかったから、知らなかった。 「前回は時間無かったし歩ん家どこか知らなかったからタクシー呼んだけど。今日は時間あるしな。何より歩の家の場所知っておかないと困るし」 「……」 そして意地悪く笑った綾人さんが、鼻先が触れそうな距離まで私の顔を引き寄せて。 「──俺、お前の"彼氏"ってことでいいんだよな?」 試すようなその言葉に、私はゆっくりと頷く。 その瞬間に唇が重なって。 食べられるような激しいキスに一気に身体が熱を持つ。 「……やべ。行く前にもう一回、ベッド行く」 「え!?」 「歩が可愛すぎて、無理だわ」 「っ」 突然飛び出す甘い言葉に、心臓を鷲掴みにされる。 そのままお姫様抱っこされたかと思うと、寝室に連れて行かれて何度も何度も甘く鳴かされるのだった。
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