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◯八十宮(吉子内親王)
本作の主人公。112代天皇であった霊元法皇の第十三皇女。母は後宮・松室敦子(伊勢/右衛門佐)。徳川家継と婚約する。
◯徳川家継
江戸幕府第七代将軍。幼名『鍋松』。満四歳で将軍職を継ぎ、皇女・八十宮と婚約するが…。
◯天英院(近衛熙子)
六代将軍・徳川家宣の御台所(正室)、家継の嫡母。父は関白、太政大臣の近衛基熙、母は皇女・品宮常子内親王。
◯月光院(左京の方)
徳川家宣の側室で、徳川家継の生母。名は「喜世」。父は元浪人で、浅草の唯念寺の僧・勝田玄哲。
◯伊勢(右衛門佐局)
八十宮の生母。霊元法皇の後宮(侍妾)で、非蔵人・松室重敦の娘。名は「敦子」。
◯霊元法皇
112代天皇。東山天皇に譲位して上皇、落飾して法皇となり「素浄」と称する。
◯間部詮房
家継に仕える側用人。幼い家継に代わって幕政を取り仕切っている。「越前守」。
◯豊原局
大奥を取り締まる筆頭老女(筆頭上臈、兼大年寄)。公家・西洞院時成の娘。
◯河崎
御書院番士・鷹科泰典の娘。名は「多枝」。天英院付き御次として大奥で仕えていたが…。
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