2.大ヒット映画の魔法『白雪姫と7人の小人』の法則

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『風の谷のナウシカ』1984年  墜落した輸送機を追って、トルメキアの軍団は風の谷を占領した。  軍の半分を引き上げる時、指揮官のクシャナはナウシカと人質5人を連れて行く。ガンシップのパイロットとしてミト爺も人質に加わった。  ペジテのガンシップがトルメキアの編隊を襲う。次々と撃墜されてしまう。  ナウシカの乗る機も被弾した。  アニメのナウシカは巨乳だ。原画頭の趣味か、プロデューサーの要望か。  テトを胸に入れ、ナウシカとミト爺はガンシップで脱出を測る。風の谷の人数は6人と1匹だ。  ガンシップを起動しようとして、ナウシカはクシャナに気付いた。トルメキアの白雪姫(白い魔女との異名も)を乗せて、墜落するトルメキア機から脱出した。  雲の下に降り、ガンシップはバージと合流する。  白雪姫と7人の小人(正しくは6人と1匹)は腐海の底の泉に到着した。  そして、腐海の主、オームとのご対面になる。 『天空の城ラピュタ』1986年  ぼくはシータを守る王子になれなかった・・・パズーは傷心を抱えて、とぼとぼと要塞から帰って来た。  が、家にはドーラ一家がいた。暗号通信を聞き、シータを奪うべく出かけようとする。  パズーは一緒に行くと言い出した。  今度こそ、パズーは決意を込めてフラップターに乗る。ドーラたち7人の小人と共に要塞を目差して飛んだ。  危険はあったけど、パズーは白雪姫シータを救い出す。  宮崎駿が作る物語からは、以後、白雪姫と7人の小人のモチーフを見つけるのは難しくなる。  物語の主題から勧善懲悪とかバトルとかが消えるせいだ。 『ハウルの動く城』あたりは惜しかった。城のパーツを細分化して擬人化すれば、7人の小人を作れたと思うのだけど。
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