別れ

1/3
前へ
/10ページ
次へ

別れ

きっとそれは最期の最後に繰り返される夢物語なのだから、いつも夢見る世界はきっと輝かしいものなのだろうね。 〝私〟はもうすぐ終わってしまうが、彼が残してくれたストーリーは未来永劫と語り継ぐことになるだろう。 そう思うと、不思議と怖くないんだ。 寧ろ嬉しくて涙が止まらない、この結末を変えたければ超えて見せろ。 この私を、唯一無二の本物のヴィオラを。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加