30人が本棚に入れています
本棚に追加
第2話「きっかけ」
菜々子と涼真、太一、颯は小学校から同じ学校で、いわゆる幼なじみというものだった。
家も近く、4人とも徒歩1分以内の好立地だった。
どこに行くのも車がないと不便な田舎。遊ぶところも、遊び相手も少なかったため、菜々子は男の子でも気にせず、3人と遊んでいた。
小学5生くらいになれば、早い女の子は生理が来たり、胸が膨らんでくる。
菜々子は早い方だった。
毎月来る生理でプールを休む日があったり、お手洗いに行くのに、ポーチを持っていっていた。
夏になると、遊び場は颯や涼真の家だった。
お金持ちでゲーム機などおもちゃが豊富。クーラーが常に効いていて、おまけに両親は働きに出て家にいないので、やりたい放題だった。
夏休みになり、いつものように颯の家に入り浸った。
散々、ゲームをして少し疲れ、グダグダとジュースを飲みながら、リビングのローテーブルの周りやソファーで寛ぐ。
漫画を読んでいたはずの涼真が、じーっと菜々子を見ていた。
「なに?」
「いや……」
夏になり、Tシャツ1枚で過ごすことが増え、胸の大きさがわかりやすかった。
菜々子の胸は少し、布を押し上げ、まっ平らな男の胸とは明らかに違った。
おまけに、白いTシャツだと、ブラが透けているときがあった。
涼真がじーっと菜々子の胸を見つづけた。
「女の胸って、柔らかいんだよな?」
ぶふっと誰か吹き出した。
颯が笑ってる。
「涼真、変態じゃん」
「は?変態じゃねぇし……!」
「お前、常に、エッチなこと考えてるだろ?」
「お前らは考えてないのかよ!」
「…………」
颯と太一が顔を見合わせる。
颯がふふっと笑いながら下を見た。
「んー……まぁ、全く考えてないわけではないけど……」
「まぁな」
「颯もエッチなこと考えるんだね!」
意外だった。
颯は小学生にしては爽やかで気が利いて、頭もよく、他のバカっぽい男子とはちょっと違っていたからだ。
「まぁね。俺も男だから……」
颯はチラリと菜々子を見た。
「隣に可愛い子いるし」
「え?私!?」
「うん。最近はそれに綺麗っていうか、大人っぽくなった感じ」
「え?ホント?」
菜々子は素直に頬染め、喜んだ。
「確かに。腰がくびれてきた感じ」
「胸も揺れてるときあるし」
太一と涼真もめずらしく褒めてくれた。
「そーなの?」
「うん」
菜々子はふふふと喜ぶ。母親の仕事の関係で、綺麗に着飾っている女の人をたくさん見てきて、自分も大人になったら、そうなりたいと思っていた。
唐突に涼真が言った。
「菜々子、ブラジャーしてんだろ?」
「うん。なんで知ってるの?」
「透けてる」
「え!?嘘!?」
「前はわかりにくいかもだけど、後ろだとよく見えるよ」
「えぇー」
菜々子は自分の背中を見ようとするが当然、よく見えない。
その間も男の子たちの視線はブラジャー、菜々子の胸だった。
「ブラジャーしてるってことは、おっぱい大きくなってきたんだよな」
「うん。なってきたよ」
「どんな感じ!?」
「柔らかい!?」
「え?んー。柔らかい、よ」
こういう話、いけないことだとなんとなくわかっているけど、涼真たち相手だと、なぜだか続けてしまっていた。
「どんくらい柔らかい?」
「もち?」
「にくまん?」
「ましゅまろ?」
「例え(笑)んー、何が近いんだろう……うまく言えないなぁ」
太一が空を手でもみもみしてるのが見えた。
菜々子はくすっと笑ってしまう。
「揉んでみる?」
「いいのか!?」
男の子たちの顔色が急にかわった。
あまりの食い付きにびっくりする。
「うん」
菜々子は揉みやすいように、背筋を伸ばし、胸を反らした。
白いTシャツの下の胸がより大きく見える。
「……」
誰が先陣を切るか。男の子たちが気配を伺った。
そんな中、涼真がその胸に恐る恐る手を伸ばした。
自分にはないもの。
右手で菜々子の左胸、左手で菜々子の右胸に手をのせると、むにゅと指を曲げてみた。
手に収まるくらいの大きさでも、体のどの部位よりも柔らかく感じた。
「ぅおぉー、すっげー、やわらけー」
涼真は目を輝かせながら、揉み続ける。
それを菜々子は笑っていた。
「そんな、おもしろい?」
「うん」
「変なの」
「次、俺揉ましてよ」
颯は我慢できなくなったのか、そわそわしだした。
名残惜しそうに、涼真が手を離すと、優しく揉み始めた。
「颯の揉み方、気持ちいい」
「ホント?」
「俺と何が違うんだよ」
涼真は少し、口を尖らせる。
「もっと揉んで」
「いいよ」
「俺もっ!」
順番待ちしていた太一がもう一方の胸に手を伸ばした。
菜々子は右を颯に、左を太一に揉まれた。
「ん……んふふ」
ただの胸を一生懸命揉む男の子に菜々子は笑う。
「今、ブラしてんだよな?」
「うん」
「どんなの?」
「オレンジ」
「見せてよ」
「え!?それは……恥ずかしい……」
菜々子は少し渋るような声を出した。
しかし、そこまで嫌悪感を感じているようには見えない。
颯も頼み込む。
「菜々子のブラジャー姿見たいなぁ」
「んー」
「なんだよ。見たって減るもんじゃねーだろ」
「お願いします!」
「見せてくれ!」
太一があと一押しと頼み込む。
「もぉ」
菜々子は恥ずかしそうに、そろりそろりTシャツをまくった。
スポブラのようなものではなく、大人の女性がつけるような刺繍の入ったオレンジのブラジャーが露わになる。
「「「「おぉー!!」」」
「可愛いね」
「そ、そんなじろじろ見ないで」
菜々子はすぐに、シャツをもとに戻してしまった。
「ストップ!」
「Tシャツ、脱いで」
「えー……」
「ちゃんと脱いだほうが綺麗だよ」
「お前の宿題やってやるから」
「俺のおやつのどんどん焼きやるから」
「お願いします!」
「じゃあ……ちょっと、だけだよ」
颯に手伝われ、Tシャツを完全に脱いだ。
「おぉー!!」
「もー!おしまい!」
「揉ませて!!」
今度は二人にブラの上から揉まれる。
ブラジャーの下で胸の形がぐにゅっと変わった。
「ん……ぁ……もっと……やさしく……」
颯が急に、家の外を振り返った。
「母さん帰ってきた!」
窓の外から車のエンジン音が聞こえる。
菜々子は慌てて、涼真が渡してくれたTシャツを着た。
「ただいまー」
その数秒後、颯の母親がリビングに入ってきた。
「おかえり」
「菜々子ちゃんたち、いらっしゃい」
「おばさん。こんにちは」
幼稚園の頃からよく遊んでいたため、菜々子も涼真も太一も、すっかり顔馴染みだった。
「ジュース飲む?」
颯のお母さんがキッチンに入りながら声をかける。
菜々子たちはそのへんに放ってあった鞄を手に取った。
「今帰るところだったんで大丈夫です!」
「お邪魔しました!」
「ゆっくりしてけばいいのに」
「また来ますー!」
颯は三人を玄関まで見送りにいった。
靴を履く菜々子の耳元で囁く。
「またおっぱい揉ませてね」
「……うん。いいよ」
「じゃあ、またねー!」
「お邪魔しましたー!」
最後に元気よく挨拶すると、菜々子たちは颯の家を後にした。
あれ以来、菜々子か涼真か颯か太一か、誰かの家に遊びに行ったとき、親がいない隙に決まって言う言葉ができた。
「おっぱい揉ませてよ」
「ちょっとだけだよ」
菜々子は自分の胸をさわって喜ぶ、男の子の顔が嬉かった。
慣れると、学校の帰り、人気のない道で。学校の倉庫や空き教室で。寂れたショッピングモールの死角で。涼真たちは菜々子の胸を揉むようになっていた。
今日も、帰り道、太一が菜々子の胸をまじまじと見ながらつぶやいた。
「菜々子、また胸大きくなってきてね?」
「言われてみれば……」
最近、ブラジャーがキツイかもしれない。
「うん。大きくなってるよ」
「俺らが揉んできた成果かな」
颯と涼真もニヤニヤする。
「目視で確かめさせてよ」
「え?」
そういうと、太一は自分の家のほうに菜々子を引っ張っていった。
家の中は誰もいなかった。
菜々子は、Tシャツを脱ぐ。
「大きくなってる気する」
「ブラジャーキツいんじゃね?」
「うん。小さすぎて、合ってない気がする……」
「取ったら?」
「なんで(笑)」
「乳首見たいから」
ブラジャーを外す流れになり、菜々子は笑った。
「恥ずかしいしー。それは無理」
太一が急に立ち上がった。
「わかった!じゃあ、俺も見せる!」
「見せるって、プールのとき見たよ」
「そっちじゃなくて、こっち!」
太一がちんこを指差す。
「え?」
「菜々子見たことある?ち◯こ」
「ない」
男兄弟も、父親もいない菜々子は見たことがなかった。
本物がどういうのか気になってたいた。
「見たい」
「おっけー!じゃあ、ブラとろ」
涼真が菜々子の背中に手を回した。
ブラジャーのホックを外そうと試みるがなかなか外れない。
「あ、あれ?」
「何やってんだよ(笑)」
太一が後ろ側に周り、両手で外そうとするができない。
「できねー」
「もう、くすぐったいよぉ」
「あ、いけた」
やっとのことでホックが外れる。
菜々子は恥ずかしそうに肩紐を外し、ブラジャーを取った。
恥ずかしいため、両腕をクロスさせ、隠した。
「手、とって」
「うん……」
「「「おぉー!!」」」
菜々子の胸は形よくふくらみ、小さなピンク色の乳首があった。
「乳首、ピンクでかわいいね」
「やだ、恥ずかしい」
菜々子は胸を両手で隠す。
すかさず、右手首を涼真が、左手首を太一が掴んだ。
「見せろよ」
「もぉー!そんな見ないでー!」
「揉んでいい?」
菜々子の了承を得る前に、涼真は胸を掴んだ。
今まで衣類の上から揉んでいたのとは違い、今度は素肌。
すべすべで吸い付くような肌触りに、より一層柔らかく感じるおっぱい。
「おー、すげー、生乳」
「「俺もっ」」
颯が、太一が誰かの手を押しのけ、触れた。
つんと立った乳首が、太一の指に当たる。
「あんっ!」
「うひひ」
太一が人差し指と親指で乳首をつまんだ。
「ああぁぁ!」
「やっぱ乳首感じる?」
「だめぇ、はなしてぇ、やさしく。ひゃぁっ!」
今度は颯が反対の乳首を舐めた。
「ぁあああ!」
気持ちよさに反射的に、体をよじらせる菜々子。
構わず、男子たちは菜々子の体に手を伸ばす。
「気持ちいい?」
「気持ちいいよぉ」
むずむずした不思議な感覚に、菜々子は逃げた。
「もう、おしまい!そっちも見せてよ!」
「そうだったな」
太一が勢いよく、ズボンとトランクスを脱ぎはじめる。
颯も涼真も、んじゃー俺もと下半身を裸にした。
「じゃーん!」
膝立ちした菜々子の前に3人は仁王立ちになる。
当然のごとく、勃起したちんちんは元気に上を向いていた。
「これが、おちんちん……」
菜々子は無言でマジマジと見続ける。
「どうだ?」
「なんか、イメージと違った。金たまっていうから、スーパーボールみたいなのが2つついてるんだと思ったけど、……一つ?」
「袋ん中に二つ入ってんだよ」
「入ってるの!?」
「あぁ、触りゃわかる」
菜々子は恐る恐る太一の袋に手を伸ばした。
想像よりも、冷たくて、ぶよぶよしていた。
優しく揉むと、袋の中に塊が二つある感触があった。
「あ!二つある!おもしろーい牡蠣蠣みたい!」
「牡蠣?」
「調理する前のね(笑)」
「くすぐったいわ!」
涼真が笑うとおちん◯んが上下にびよんと揺れる。
それが、菜々子の顔に当たった。
「あたっ。こっちはちょっと赤いんだね」
「赤いか。言われてみれば」
「つるつる」
菜々子が撫でた。
先から、透明な液体が出て、光る。
「おしっこじゃねーぞ」
「なに?」
「先走り汁」
「なにそれ(笑)」
「なんだろなこれ(笑)」
「なぁ、舐めてくれよ菜々子」
「舐めるって、おちんちんを!?だ、だって、ここからおしっこしてるんでしょ?汚いじゃん!」
「じゃー、洗ってくるよ」
「え……洗ってきたとしても、なんかいや……」
「女の人は、みんなこれ舐めてるんだぜ」
「ほんとに?」
「あぁ、AV見ると必ず舐めてる」
「えー、うそぉ」
「菜々子、舐めてくれよぉ」
太一がさらにち◯こを菜々子の口元に持っていく。
菜々子は露骨に嫌そうな顔をし、体を引いた。
「なぁ、菜々子」
涼真も詰め寄り、泣きそうな顔になる。
颯が間に入ってくれた。
「嫌がってんだから、やめよう」
「いーじゃん」
「あんましつこいと嫌われるよ」
「これが、女の人の中に入るんだよね?」
「あぁ」
「てゆーか、女の人のどこに入るんだろう」
「ま◯こだよ」
「あたし、そんなのないよ」
「あるよ」
太一が鏡を持ってくる。
「ほら、お前も脱げよ」
「えー」
菜々子は渋るも、そろりそろりとブラジャーとお揃いのオレンジのショーツを脱いだ。
「ここ、座って。脚開く」
涼真に促され、ソファーに座り、脚をM字にした。
いつもおしっこをしているところの下に細い筋があった。
「ぉぉ!」
「ま◯こ!」
興奮する男子を他所に、菜々子はきょとんとした顔だった。
「これ?これ、穴なの?」
「うん。ほら」
涼真が後ろからくぱぁと広げる。
「暗くてわかんない」
「しっかり閉じてるしね」
「菜々子のおま◯こ綺麗だよ」
「やだ、恥ずかしいよぉ……」
白い液体が中からとろんと出てきた。
「なんか、出てきた」
「愛液。みんなに見られて、興奮したな。エッチな気分になると、出てくるんだよ」
「あ!」
菜々子が目を丸くした先には、さっきとは大きさの違うちんこのがあった。
「やっべー、勃起しちまった」
「え!?何!?何!?なんで!?」
「男のは興奮すると大きくなんの」
「どうやって!?すごい!おち◯んちんっておもしろいね!」
菜々子は思わず、太一のち◯こに手を伸ばした。
ぼよよ~んと跳ねる。
「か、かたい!」
菜々子はそのまま、ドリブルをふるように、ち◯こを手のひらでいじった。
ぼよ~ん、ぼよ~んと太一のち◯こが上下に揺れる。
「やめろよぉ、いじめんな(笑)」
「あははっ、おもしろーい!」
「握ってよ、菜々子」
颯が腰を突きだす。
「握る?」
イメージが湧かなかったが、颯に促され、握る。
「もっと、強く握っても大丈夫だよ」
「え、ホントに?」
菜々子は恐る恐る、握る強さを強くする。
自分じゃ強いんじゃないかと思うくらい握ると、颯から、息が漏れる。
「っあぁ、気持ちいい」
菜々子は嬉しそうに微笑む。
「俺も、俺も」
涼真がち◯こを差し出すと、菜々子は左手でそれを握った。
「おぉ、いいわ」
「上下に動かして。こんな感じ」
菜々子の上から颯は手を添え、上下に動かす。
「ぉぉぉぉ、気持ちいい」
「おい、左手も!」
涼真に催促され、菜々子は上下に動かす。
涼真は口を薄く開け、快感を味わった。
「くっそぉ、俺もヤって欲しい……」
仕方なく、太一は自分でち◯こを触る。
「あ、イくっ……」
「俺も」
ドピッと颯のち◯こから精子が飛びで、菜々子の頬についた。
遅れて、涼真も同じように果てた。
「きゃっ!なんか出たっ!」
「精液」
「これが、せーえき……。白い!透明だと思ってた」
「なんで?」
「んー、なんでかわかんないけど」
「あっ……」
ドピュッと今度は太一のものが、菜々子のおでこにつく。
菜々子の顔をたらりと白い液体が垂れていく。
「あ、わりぃ」
「えっろ……」
「ごめんねぇ、菜々子」
颯は机の上に乗っていたウェットティッシュを取り出すと、菜々子の顔についた精液を拭いた。
「ありがとう」
最初のコメントを投稿しよう!