第3話「多感な時期」

1/1
20人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ

第3話「多感な時期」

「何見てんの?」 「うわぁ!」 突然耳元で女の子の声がして、心臓が飛び出るほどびっくりした。 菜々子がいた。 「菜々子!」 「突然、現れんなよ!」 「お邪魔しますって言ったのに……」 タブレットのイヤホンをそれぞれ耳につけ、それでも溢れてしまった太一は、颯のイヤホンに耳を近づけて聞いていた。 男三人が身を寄せて、画面を見つめている姿は滑稽だった。 その間から、菜々子はタブレットの画面が見えた。裸の二人……? 「あ、それ、エッチな動画?」 「ハッ!」 颯が慌てて、画面を手で隠すも、菜々子には動いているところまでよく見えていた。 「なんでもねーよ!」 「エッチな動画でしょ?」 「うるせー」 「どんなの?」 「菜々子」 「私にも見せて!」 「え?」 クラスの女子が『男子がエッチな本見てたー!最低!』と騒いでいるのを学校で聞いて、女の子はてっきりエッチなことが嫌いかと思っていたが、菜々子は違うようだった。 菜々子は男の子を押しのけて、画面を見つめた。 ベッドに寝転んだ裸の女性は脚を開き、そこに裸の男が股を押し付けている。 「何してるの?」 「何って……セックスだよ」 「これ楽しいの?」 「楽しいっていうか、気持ちいい」 「気持ちいい?」 「そう。すっごく気持ちいいんだって」 「女の子は、頭が真っ白になるらしいぞ」 「菜々子、そんなことなったことある?」 「ううん」 「興味あんなら、菜々子も一緒に見よ!」 涼真がタブレットと繋がっていたイヤホンを抜いた。 イヤホンは抜いた。 『あっ、あっ、あっ』 女性の喘ぎ声と、パンパンと肌と肌が当たる音、小さいベッドの揺れる音がする。 画面の中の女の人は、確かに気持ち良さそうに口を開け、とろんとした瞳でいる。 頭が真っ白になるくらい気持ちいい。 どんな感じなんだろう。 「へへ、やば……」 太一が股間を押さえながらつぶやいた。 涼真も颯ももじもじしたような落ち着きのない雰囲気だった。 やがて、男の人が「イク」と小さな声で言うと、動きが止まった。 動画も唐突に終わった。 「あー!ヤりてー!」 涼真が叫ぶ。 「早くせっくすしてーよぉぉぉぉ!」 「腰振って気持ちいいなら振ればいいじゃん」 菜々子が軽く言うのを、太一が笑った。 「ただ腰振って気持ちいわけないだろ(笑)ち〇こをま〇こに出し入れするから、気持ちいんだよ」 「ま〇こっでなに?」 菜々子は恥ずかしい言葉だと知らずにそのまま聞き返した。 「女についてるち〇こ入れる専用の穴だよ」 「ほら、保健の授業で習ったじゃん。膣、だよ」 「あー、習ったかも。穴なの?穴があるの!?」 「菜々子にはね。男はないよ」 菜々子が11年間生きてきて、穴を見たことがなかった。 毎月、生理で血が出るのも、よくわからないところから出てるという認識だった。 「これだよ、これ」 涼真が性器がアップされている動画を見つけた。 菜々子は真剣な目で見る。 「モザイクでよく見えない~」 「自分の見れば?」 「角度的に見えないでしょ」 菜々子は服を着たまま体を曲げてみる。 角度的にギリギリ見えないか、見えても外側だけで、穴だと知るには難しそうだった。 太一がニヤニヤ笑う。 「俺が見てやろうか?」 「やだ!」 「いーじゃん。見ようぜ。何気に俺、モザイクなし見たことねーから見せてくれよ」 「だ、だって、恥ずかしいじゃん」 「そんなことないよ」 「じゃあ、鏡持ってくるから、みんなで見よう」 「えー、でもぉ……」 「俺らのも見ていいから!」 「お願いします!菜々子ちゃん!」 「今度、サーティワン連れてって、好きなだけ食わしてやるから!」 そこまで言うなら……と押しに弱い菜々子は渋々パンツを脱いだ。 颯が母親が使っている卓上の鏡を持って走ってきた。 颯の家のリビング。 親や兄弟は日が暮れてからしか帰って来ない。 座布団の上で菜々子は体操座りから脚を開いた。 男の子たちは息が当たるほどの距離で、菜々子の目の前に寝そべり、凝視している。 「もっと開いて!」 「見えねーぞ!」 「うん……」 菜々子は、ゆっくり、脚を開いた。 「おー!」 「こ、これが、ま◯こ!」 颯が持ってくれている鏡の中に、ピンク色のひだひだがあった。 まだ一度も使われたことのないそれは、つつましく口を閉じている。 「穴?じゃなくない?」 「この先に穴があるんだよ!」 涼真が横から、手を伸ばし、左右に引っ張った。 くぱぁと小さな黒い穴が見える。 「あ、穴だ!」 「な、あるだろ?」 「これが、ち〇こ入れる専用の穴だぜ!」 「へー、こうなってるんだ」 「なんか思ったよりグロいな」 「あー、こんなかぶちこんでみてーなー。めっちゃ気持ちよさそーじゃん!」 見つめ続けていると、白いとろんとしたものが垂れた。 「あ!何か出てきた!」 「なにこれ?」 「濡れてきたんじゃない?」 「菜々子えっちー!」 「濡れるって何?」 「ここをぬるぬるさせて、ち◯こいれやすくするんだよ。摩擦で痛いからね」 「すごい!」 「濡れたってことは、ち◯こいれれるってことだよな?」 太一の言葉に、涼真と颯は一瞬固まった。 「入れてみる?」 「え!?」 菜々子の声に、男の子三人がものずごいオーバーリアクションで返した。 「いいのか!?」 「うん。頭真っ白になってみたい」 「んじゃ、やってみるか!」 太一も涼真も目を燦々とさせ、子どもっぽい興奮した顔を見せた。 颯が不安そうな声を出した。 「待って!菜々子、生理、もう来たんだよね?」 「な、なんで知ってるの!?」 「ポーチ持ってお手洗い行ったりしてるの見たことあるし」 「そういえば、保健の授業で、したら妊娠するって習ったね。お母さんが妊娠だけはするなって言ってた」 「あ!……ちょっと待ってろ」 涼真がものすごい勢いで立ち上がり、どこかへ消えていった。バタンと大きな玄関を開ける音がしたかも思うと、ものの数十秒で、またバタンを音をさせ、涼真が現れる。 どうやら、大急ぎで自分の家に行ってきたようだ。 手に何か持って現れた。 「コンドーム。親が使ってるやつ(笑)」 涼真の手には、箱が握られており、中にビニールで個包装された何かが入っていた。 「これ、つけりゃ、妊娠しねーから!」 「じゃー、安心だね!」 「よし!つけよう!」 興奮した様子で太一がズボンを下ろす。 びよよーんと勃起したち◯こが現れた。 コンドームのビニールをビッと開けた。 中から、薄い膜が輪になっているものが出てきた。 「なんだこれ!どうやってつけんだよ!」 「つけ方動画で紹介しているみたいだよ」 颯が箱の底に、QRコードを見つけた。 そこからアクセスし、このコンドームのサイトにたどり着いた。 涼真も颯もビニールを破ると、動画を見ながら取り付ける。 菜々子はその光景を興味深々で見ていた。 「できた!!!」 「よし!これでいいのか!!」 薄いビニールがまとわりついていて、ちょっとおもしろい見た目だった。 「だ、だれが、最初にいれる?」 「じゃ、じゃんけんだ!!」 妙に気合いの入った男の子たちが一生懸命じゃんけんを始めた。 「「「じゃんけんぽん!っああーーー!!」」」 という声とともに、涼真が拳を突き上げ、太一と颯が床に崩れ落ちた。 「よし!菜々子!俺が入れる!寝ころべ!」 「う、うん」 菜々子は座布団の上に仰向けに寝転んだ。 涼真と太一はその光景を目に焼き付けようと、凝視する。 「い、いれるぞ!」 「うん」 涼真は右手で自分のものの根本を掴み、菜々子のアソコに向けた。 見えないが、先が当たる感触が菜々子はわかった。 それがぐっと入ろうとした。 「いたぁあああい!!」 菜々子の絶叫が家中に響いた。 涼真がびっくりしたように動きを止めた。 「ご、ごめん!」 「痛いよ!ナイフで刺されたかと思った……」 ショックを受けたように涼真が固まってしまった。 それと同時に涼真のものも、元気がなくなっていく。 菜々子はあまりの痛みにびっくりしながらも、何かの間違いだったのかと、小さな声で言った。 「も、もう一回、やってみていいよ」 「じゃあ、次、俺がやってみる」 太一が涼真と同じように座り込むと、あてがった。 ゆっくり、慎重に腰を押し付ける。 入口のヒダが巻き込まれ、擦れるような痛みが菜々子を襲った。 「あぁああああああ!!!!!」 太一が動きを止める。 「痛いー!痛いよぉ……」 菜々子は目を潤ませながら、颯に訴えた。 颯は菜々子の頭を撫でながら言った。 「そういえば、初めてするときは痛いときがあるって聞いたことがある」 「そうなのか」 「…………」 「…………」 「…………どうすりゃいい?」 「わからん」 「なんで?」 「わからん」 太一たちは固まってしまった。 颯と太一はスマホを取り出し、『セックス 初めて やり方』と検索し始めた。 「処女膜っていうのがあって、それをち◯こが破るのが痛いらしい」 「膜があるの!?」 「そりゃ痛そうだな」 「どうにかできないの?」 「しっかり濡らすって書いてある」 「確かに、濡らし方が足らなかったかもな」 「舐めたり、指で触ったりして、ヌルヌルにするって書いてある」 「よし!舐めてみよう!」 太一が菜々子の股間に顔をうずめようとしたとき、菜々子がばっと手で覆った。 「え!?汚いんじゃない!?」 「歯磨いてるぞ、俺」 「太一じゃなくて、私が。だって、おしっこ出るとこでしょ?」 「そーか?みんなフツーに舐めてるらしいぞ?」 太一の見たAVでは家に帰ってくるなり、女性のあそこを舐めて挿入したりしていた。 「え?そ、そうなの?じゃあ、い、いいよ」 太一の舌が下から上になぞった。 「あぁっ!」 菜々子は無意識にヘンな声が出てしまう。 「気持ちいい?」 「う、うん……」 ニヤっと笑うと太一がまたベロベロと舐めた。 「あっ、あぁ……ん……」 「そんなに気持ちいいんだ」 太一は菜々子の反応に喜ぶと、唾液をいっぱい垂らした。 じゅるじゅるとやらしい音が響く。 颯はスマホを見ながら言った。 「胸や乳首など、全身を触って気持ちよくさせてあげましょうだって」 「よし!俺が乳首舐めてやる!」 涼真が菜々子のシャツを捲り上げた。 慣れたようにブラジャーのホックを外すと、上にそれも上にずり上げる。 ピンと上に向かって立った乳首をペロペロと犬のように舐めた。 「あぁ、ん……」 「菜々子、気持ちいい?」 颯が顔を覗きこむ。 「く……くすぐったいよぉ……」 「お、ま◯こはなんかヌルヌルしたきたぜ」 太一が達成感溢れる顔で笑った。 確かに、外側だけ太一の唾液が塗られただけではなくて、中がじんわりしてきたのを菜々子は感じていた。 「濡れてきたんだよ!」 「ま◯こは刺激に反射的に濡れるって、言うしな!」 「よし!この調子で菜々子どんどん濡れさせようぜ!」 「おぅ!」 経験のない11歳の男の子3人は、AVやネットの知識と、男性に備わる本能的な感覚をフル動員し、菜々子を責めたてた。 「はぁ……はぁ……あ……はぁ……ま、まって……なんか……ヘン……」 菜々子が手を伸ばし、涼真の手を掴むが、男の子たちに、菜々子の様子を気遣う余裕はなく、ただ、ひたすら責め続けた。 「ま、まって……!あぁっ!うぅー……!」 菜々子は腰を反らすと、びくびくを小さく痙攣させた。 それを男の子は目を丸くして見つめる。 「はぁ……はぁ……はぁ……」 「菜々子、もしかして、イったのか?」 「よ、よくわかんない……」 菜々子の頬は高揚し、目が潤んでいた。 太一がもう一度指先でアソコをなぞった。 くちゃと音がなる。 「こんだけ濡れたら、大丈夫じゃね?」 「う、うん。もう大丈夫だと思う。もう1回入れてみて」 「じゃあ、つぎ、俺やってみるよ」 今度は颯が菜々子の脚の間に座った。 「痛かったら、すぐ言ってね」 「うん」 「無理しないでね」 「うん」 颯はアソコにあてがう。 ゆっくりと入れた。 「菜々子、力抜いて」 「ん……」 「菜々子、息吐け」 「はぁああああ」 ぬぷぅと先っぽが中をかき分ける。 「ちょ、ちょっと入った、かも!」 「痛いー!」 すぐ菜々子が絶叫した。 「ご、ごめんね!菜々子!」 颯は動きを止めると、ゆっくりと抜いた。 「うぅ……」 「こんだけ濡らしてもダメかぁ」 太一が落胆する。 スマホ片手にもう一度対策を読み込む。 「うーん。あまり痛がるようだったら、日を改めましょうって書いてある」 「今日はもうやめとこうよ。痛がる菜々子見たくないし」 颯が頭をなでなでしてくれた。 菜々子はそれにすがるように泣きついた。 「はやて~!」 「よしよし。がんばったね」 「想像以上に痛かった……」 「ありがと。菜々子」 「しゅ~りょぉぉ~」 男の子たちはコンドームをとった。 外された生のちんこを菜々子は横目で見る。 苦悩しながらも、目的を果たせなかったそれは上を向いたまま、ぼよんと寂しそうに揺れていた。 「じゃあ……舐めてあげる」 「え!?」 「いいのか!?」 菜々子の思いもよらない提案に、男の子たちが一気にテンションが上がった。 「さっき、動画で舐めてるの、気持ちよさそうだったから。私も舐めてもらったし」 「やった!」 「頼む!」 「ありがと!菜々子!」 目をギラギラさせ、床に座り込んだ菜々子の前に仁王立ちすると、ち◯ぽをつきだす。 その光景に菜々子は若干、びっくりしながらも言った。 「んと、誰から……」 「俺!」 涼真は菜々子の唇に当てる。 「ずりーぞ!」 文句を言いつつも、菜々子が舌を出したのを凝視する太一。 ぺろっと涼真のち◯この先を舐めた。 「おーぅ……」 涼真から、変な声が出る。 「おち◯ちんの先っぽって、つるつるしてるんだね」 菜々子がおもしろそうに笑った。 「菜々子!俺も!」 太一に催促され、菜々子は太一のものもぺろりと舐める。 次は颯のだ。 「うわ、えろ……」 「やべえなこれ」 「菜々子、次は咥えてみて。ぱっくんって」 菜々子が小さな口を一生懸命開けて咥えた。 「おー、きもちーいい」 ねっとりと柔らかい舌と口の中が包み込む。 颯の顔を菜々子は見つめると、嬉しそうに笑った。 「菜々子、俺のち◯こおいしい?」 「んー」 「菜々子!俺も!俺も!」 涼真が菜々子の頭を掴むと、自分のほうに向けた。 「おい、乱暴するなって」 「早く!」 「んむぅ……」 「おー!きもちー!やべぇな、これ」 「菜々子、空いてる手で俺のシゴけ」 「しご?」 シゴけの意味がわからなかったが、太一に手をとられ、ものを握らされた。 その上に、太一の手が寂しそうに重なると、先端から根本を擦るように移動させる。 「へへ、へんな感じ」 「何して……」 「お前は咥えてろよ」 太一の方を見ていた菜々子の頭を掴むと、涼真はまた自分のほうに向けた。 「んー」 「菜々子、もっと頭前後させて。うお、きもちー!」 「菜々子!俺も!」 颯にも手を取られると、握らされる。 「あー、いいわ。コレ」 「やば……。えっろ……」 「やべぇ、ティッシュ……」 太一が菜々子に握ってもらいながら、ティッシュに手を伸ばす。 「ヤバ、イきそう!菜々子!このまま出していい?」 出すというのは何がどこから出るのかわからなかったが、口がふさがっているため聞けず、考えているうちに、涼真が苦しそうな息を吐いた。 「うっ、く……」 どぴゅっと口の中にとろんとした液体が広がった。 なんだこれ?と考えているうちに、舌に広がった液体の味を感じてしまう。 「ん!?」 まずい!なんかめちゃくちゃまずい!目を見開いてパニックになっていると、颯がティッシュを差し出してくれた。 「菜々子!ここに出して!」 「うぇー……けほっ、ま、まずい~!なにこれ!?」 「精子」 「せいし?」 「精子まずいのかー」 太一が少し残念そうな顔した。 「めちゃくちゃまずいから!」 「どんな味?」 「味?もう例えようないんだけど、濃くて、喉に、口の中にずっと貼りついてるような感じ!!うぅ……うがいしてくるー!!」 その間、颯も自分でシコり、射精した。 うがいした菜々子が変な顔して戻ってくる。 「うえー。うがいしてもとれないー」 「そんなにしつこいのか。すげーな、精子って」 射精して、賢者モードになったのか、いそいそと服を着ていた男の子たちにつられ、菜々子も服を着だした。 「なんか食えばいんじゃね?」 「お腹すいたー」 そういえば、お昼ごはんを食べていなかった。 気が付いたら、2時だ。 「菜々子、なんか買ってこうよか。涼真が」 「なんで俺なんだよ」 「何食べたい?」 「んー、わらび餅!」 「わらび餅?なんで(笑)」 「あの、しろたま堂の?」 「うん」 しろたま堂は近所にある、わらび餅がおいしくて有名な和菓子屋さんだった。 「んじゃ、俺、コンビニでなんか買ってきてくれ、涼真」 「だから、なんで俺!?」 「お前が一番、脚速いじゃん」 「え!?でも走ったら、わらび餅ぐちゃぐちゃになっちゃうから」 「よーい、どん!」 「なんで俺……」 涼真は渋々家を飛び出した。 買ってきたわらび餅を菜々子たちは頬張りながら、まったりした。 「んー!おいしー!」 「おい、涼真、お前食い過ぎじゃね?」 「あ?そうか?細かいこと気にすんなよ」 「一人3つずつで、がんばった菜々子は5つだよ」 「わーい!」 菜々子はおいしそうにわらび餅を口に運んだ。 涼真が適当に買ってきたごはんを食べながら、太一がしみじみと言った。 「いやー。すげー、いい体験させてもらったわ、菜々子」 「なんかおもしろかったね」 颯がつぶやいた。 「なんで女の子だけ、初めては痛いんだろうね。可哀想」 「処女膜があるからだろ」 「なんのためにあんの?」 「……さぁ?」 「今日痛かったのって、私がチビだからじゃない?」 「そうなのかなぁ」 「入り口もちっちゃいんだよ」 菜々子が、んーと考え、答えた。 「もっと大きくなってから、もう一度やってみよ」 「マジで!?」「いいのか!?」 「うん」 「「「…………!!!」」」 男たちは今の言葉を胸に刻みこんだ。 「約束だぞ!」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!