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第3話「多感な時期」
「何見てんの?」
「うわぁ!」
突然耳元で女の子の声がして、心臓が飛び出るほどびっくりした。
菜々子がいた。
「菜々子!」
「突然、現れんなよ!」
「お邪魔しますって言ったのに……」
タブレットのイヤホンをそれぞれ耳につけ、それでも溢れてしまった太一は、颯のイヤホンに耳を近づけて聞いていた。
男三人が身を寄せて、画面を見つめている姿は滑稽だった。
その間から、菜々子はタブレットの画面が見えた。裸の二人……?
「あ、それ、エッチな動画?」
「ハッ!」
颯が慌てて、画面を手で隠すも、菜々子には動いているところまでよく見えていた。
「なんでもねーよ!」
「エッチな動画でしょ?」
「うるせー」
「どんなの?」
「菜々子」
「私にも見せて!」
「え?」
クラスの女子が『男子がエッチな本見てたー!最低!』と騒いでいるのを学校で聞いて、女の子はてっきりエッチなことが嫌いかと思っていたが、菜々子は違うようだった。
菜々子は男の子を押しのけて、画面を見つめた。
ベッドに寝転んだ裸の女性は脚を開き、そこに裸の男が股を押し付けている。
「何してるの?」
「何って……セックスだよ」
「これ楽しいの?」
「楽しいっていうか、気持ちいい」
「気持ちいい?」
「そう。すっごく気持ちいいんだって」
「女の子は、頭が真っ白になるらしいぞ」
「菜々子、そんなことなったことある?」
「ううん」
「興味あんなら、菜々子も一緒に見よ!」
涼真がタブレットと繋がっていたイヤホンを抜いた。
イヤホンは抜いた。
『あっ、あっ、あっ』
女性の喘ぎ声と、パンパンと肌と肌が当たる音、小さいベッドの揺れる音がする。
画面の中の女の人は、確かに気持ち良さそうに口を開け、とろんとした瞳でいる。
頭が真っ白になるくらい気持ちいい。
どんな感じなんだろう。
「へへ、やば……」
太一が股間を押さえながらつぶやいた。
涼真も颯ももじもじしたような落ち着きのない雰囲気だった。
やがて、男の人が「イク」と小さな声で言うと、動きが止まった。
動画も唐突に終わった。
「あー!ヤりてー!」
涼真が叫ぶ。
「早くせっくすしてーよぉぉぉぉ!」
「腰振って気持ちいいなら振ればいいじゃん」
菜々子が軽く言うのを、太一が笑った。
「ただ腰振って気持ちいわけないだろ(笑)ち〇こをま〇こに出し入れするから、気持ちいんだよ」
「ま〇こっでなに?」
菜々子は恥ずかしい言葉だと知らずにそのまま聞き返した。
「女についてるち〇こ入れる専用の穴だよ」
「ほら、保健の授業で習ったじゃん。膣、だよ」
「あー、習ったかも。穴なの?穴があるの!?」
「菜々子にはね。男はないよ」
菜々子が11年間生きてきて、穴を見たことがなかった。
毎月、生理で血が出るのも、よくわからないところから出てるという認識だった。
「これだよ、これ」
涼真が性器がアップされている動画を見つけた。
菜々子は真剣な目で見る。
「モザイクでよく見えない~」
「自分の見れば?」
「角度的に見えないでしょ」
菜々子は服を着たまま体を曲げてみる。
角度的にギリギリ見えないか、見えても外側だけで、穴だと知るには難しそうだった。
太一がニヤニヤ笑う。
「俺が見てやろうか?」
「やだ!」
「いーじゃん。見ようぜ。何気に俺、モザイクなし見たことねーから見せてくれよ」
「だ、だって、恥ずかしいじゃん」
「そんなことないよ」
「じゃあ、鏡持ってくるから、みんなで見よう」
「えー、でもぉ……」
「俺らのも見ていいから!」
「お願いします!菜々子ちゃん!」
「今度、サーティワン連れてって、好きなだけ食わしてやるから!」
そこまで言うなら……と押しに弱い菜々子は渋々パンツを脱いだ。
颯が母親が使っている卓上の鏡を持って走ってきた。
颯の家のリビング。
親や兄弟は日が暮れてからしか帰って来ない。
座布団の上で菜々子は体操座りから脚を開いた。
男の子たちは息が当たるほどの距離で、菜々子の目の前に寝そべり、凝視している。
「もっと開いて!」
「見えねーぞ!」
「うん……」
菜々子は、ゆっくり、脚を開いた。
「おー!」
「こ、これが、ま◯こ!」
颯が持ってくれている鏡の中に、ピンク色のひだひだがあった。
まだ一度も使われたことのないそれは、つつましく口を閉じている。
「穴?じゃなくない?」
「この先に穴があるんだよ!」
涼真が横から、手を伸ばし、左右に引っ張った。
くぱぁと小さな黒い穴が見える。
「あ、穴だ!」
「な、あるだろ?」
「これが、ち〇こ入れる専用の穴だぜ!」
「へー、こうなってるんだ」
「なんか思ったよりグロいな」
「あー、こんなかぶちこんでみてーなー。めっちゃ気持ちよさそーじゃん!」
見つめ続けていると、白いとろんとしたものが垂れた。
「あ!何か出てきた!」
「なにこれ?」
「濡れてきたんじゃない?」
「菜々子えっちー!」
「濡れるって何?」
「ここをぬるぬるさせて、ち◯こいれやすくするんだよ。摩擦で痛いからね」
「すごい!」
「濡れたってことは、ち◯こいれれるってことだよな?」
太一の言葉に、涼真と颯は一瞬固まった。
「入れてみる?」
「え!?」
菜々子の声に、男の子三人がものずごいオーバーリアクションで返した。
「いいのか!?」
「うん。頭真っ白になってみたい」
「んじゃ、やってみるか!」
太一も涼真も目を燦々とさせ、子どもっぽい興奮した顔を見せた。
颯が不安そうな声を出した。
「待って!菜々子、生理、もう来たんだよね?」
「な、なんで知ってるの!?」
「ポーチ持ってお手洗い行ったりしてるの見たことあるし」
「そういえば、保健の授業で、したら妊娠するって習ったね。お母さんが妊娠だけはするなって言ってた」
「あ!……ちょっと待ってろ」
涼真がものすごい勢いで立ち上がり、どこかへ消えていった。バタンと大きな玄関を開ける音がしたかも思うと、ものの数十秒で、またバタンを音をさせ、涼真が現れる。
どうやら、大急ぎで自分の家に行ってきたようだ。
手に何か持って現れた。
「コンドーム。親が使ってるやつ(笑)」
涼真の手には、箱が握られており、中にビニールで個包装された何かが入っていた。
「これ、つけりゃ、妊娠しねーから!」
「じゃー、安心だね!」
「よし!つけよう!」
興奮した様子で太一がズボンを下ろす。
びよよーんと勃起したち◯こが現れた。
コンドームのビニールをビッと開けた。
中から、薄い膜が輪になっているものが出てきた。
「なんだこれ!どうやってつけんだよ!」
「つけ方動画で紹介しているみたいだよ」
颯が箱の底に、QRコードを見つけた。
そこからアクセスし、このコンドームのサイトにたどり着いた。
涼真も颯もビニールを破ると、動画を見ながら取り付ける。
菜々子はその光景を興味深々で見ていた。
「できた!!!」
「よし!これでいいのか!!」
薄いビニールがまとわりついていて、ちょっとおもしろい見た目だった。
「だ、だれが、最初にいれる?」
「じゃ、じゃんけんだ!!」
妙に気合いの入った男の子たちが一生懸命じゃんけんを始めた。
「「「じゃんけんぽん!っああーーー!!」」」
という声とともに、涼真が拳を突き上げ、太一と颯が床に崩れ落ちた。
「よし!菜々子!俺が入れる!寝ころべ!」
「う、うん」
菜々子は座布団の上に仰向けに寝転んだ。
涼真と太一はその光景を目に焼き付けようと、凝視する。
「い、いれるぞ!」
「うん」
涼真は右手で自分のものの根本を掴み、菜々子のアソコに向けた。
見えないが、先が当たる感触が菜々子はわかった。
それがぐっと入ろうとした。
「いたぁあああい!!」
菜々子の絶叫が家中に響いた。
涼真がびっくりしたように動きを止めた。
「ご、ごめん!」
「痛いよ!ナイフで刺されたかと思った……」
ショックを受けたように涼真が固まってしまった。
それと同時に涼真のものも、元気がなくなっていく。
菜々子はあまりの痛みにびっくりしながらも、何かの間違いだったのかと、小さな声で言った。
「も、もう一回、やってみていいよ」
「じゃあ、次、俺がやってみる」
太一が涼真と同じように座り込むと、あてがった。
ゆっくり、慎重に腰を押し付ける。
入口のヒダが巻き込まれ、擦れるような痛みが菜々子を襲った。
「あぁああああああ!!!!!」
太一が動きを止める。
「痛いー!痛いよぉ……」
菜々子は目を潤ませながら、颯に訴えた。
颯は菜々子の頭を撫でながら言った。
「そういえば、初めてするときは痛いときがあるって聞いたことがある」
「そうなのか」
「…………」
「…………」
「…………どうすりゃいい?」
「わからん」
「なんで?」
「わからん」
太一たちは固まってしまった。
颯と太一はスマホを取り出し、『セックス 初めて やり方』と検索し始めた。
「処女膜っていうのがあって、それをち◯こが破るのが痛いらしい」
「膜があるの!?」
「そりゃ痛そうだな」
「どうにかできないの?」
「しっかり濡らすって書いてある」
「確かに、濡らし方が足らなかったかもな」
「舐めたり、指で触ったりして、ヌルヌルにするって書いてある」
「よし!舐めてみよう!」
太一が菜々子の股間に顔をうずめようとしたとき、菜々子がばっと手で覆った。
「え!?汚いんじゃない!?」
「歯磨いてるぞ、俺」
「太一じゃなくて、私が。だって、おしっこ出るとこでしょ?」
「そーか?みんなフツーに舐めてるらしいぞ?」
太一の見たAVでは家に帰ってくるなり、女性のあそこを舐めて挿入したりしていた。
「え?そ、そうなの?じゃあ、い、いいよ」
太一の舌が下から上になぞった。
「あぁっ!」
菜々子は無意識にヘンな声が出てしまう。
「気持ちいい?」
「う、うん……」
ニヤっと笑うと太一がまたベロベロと舐めた。
「あっ、あぁ……ん……」
「そんなに気持ちいいんだ」
太一は菜々子の反応に喜ぶと、唾液をいっぱい垂らした。
じゅるじゅるとやらしい音が響く。
颯はスマホを見ながら言った。
「胸や乳首など、全身を触って気持ちよくさせてあげましょうだって」
「よし!俺が乳首舐めてやる!」
涼真が菜々子のシャツを捲り上げた。
慣れたようにブラジャーのホックを外すと、上にそれも上にずり上げる。
ピンと上に向かって立った乳首をペロペロと犬のように舐めた。
「あぁ、ん……」
「菜々子、気持ちいい?」
颯が顔を覗きこむ。
「く……くすぐったいよぉ……」
「お、ま◯こはなんかヌルヌルしたきたぜ」
太一が達成感溢れる顔で笑った。
確かに、外側だけ太一の唾液が塗られただけではなくて、中がじんわりしてきたのを菜々子は感じていた。
「濡れてきたんだよ!」
「ま◯こは刺激に反射的に濡れるって、言うしな!」
「よし!この調子で菜々子どんどん濡れさせようぜ!」
「おぅ!」
経験のない11歳の男の子3人は、AVやネットの知識と、男性に備わる本能的な感覚をフル動員し、菜々子を責めたてた。
「はぁ……はぁ……あ……はぁ……ま、まって……なんか……ヘン……」
菜々子が手を伸ばし、涼真の手を掴むが、男の子たちに、菜々子の様子を気遣う余裕はなく、ただ、ひたすら責め続けた。
「ま、まって……!あぁっ!うぅー……!」
菜々子は腰を反らすと、びくびくを小さく痙攣させた。
それを男の子は目を丸くして見つめる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「菜々子、もしかして、イったのか?」
「よ、よくわかんない……」
菜々子の頬は高揚し、目が潤んでいた。
太一がもう一度指先でアソコをなぞった。
くちゃと音がなる。
「こんだけ濡れたら、大丈夫じゃね?」
「う、うん。もう大丈夫だと思う。もう1回入れてみて」
「じゃあ、つぎ、俺やってみるよ」
今度は颯が菜々子の脚の間に座った。
「痛かったら、すぐ言ってね」
「うん」
「無理しないでね」
「うん」
颯はアソコにあてがう。
ゆっくりと入れた。
「菜々子、力抜いて」
「ん……」
「菜々子、息吐け」
「はぁああああ」
ぬぷぅと先っぽが中をかき分ける。
「ちょ、ちょっと入った、かも!」
「痛いー!」
すぐ菜々子が絶叫した。
「ご、ごめんね!菜々子!」
颯は動きを止めると、ゆっくりと抜いた。
「うぅ……」
「こんだけ濡らしてもダメかぁ」
太一が落胆する。
スマホ片手にもう一度対策を読み込む。
「うーん。あまり痛がるようだったら、日を改めましょうって書いてある」
「今日はもうやめとこうよ。痛がる菜々子見たくないし」
颯が頭をなでなでしてくれた。
菜々子はそれにすがるように泣きついた。
「はやて~!」
「よしよし。がんばったね」
「想像以上に痛かった……」
「ありがと。菜々子」
「しゅ~りょぉぉ~」
男の子たちはコンドームをとった。
外された生のちんこを菜々子は横目で見る。
苦悩しながらも、目的を果たせなかったそれは上を向いたまま、ぼよんと寂しそうに揺れていた。
「じゃあ……舐めてあげる」
「え!?」
「いいのか!?」
菜々子の思いもよらない提案に、男の子たちが一気にテンションが上がった。
「さっき、動画で舐めてるの、気持ちよさそうだったから。私も舐めてもらったし」
「やった!」
「頼む!」
「ありがと!菜々子!」
目をギラギラさせ、床に座り込んだ菜々子の前に仁王立ちすると、ち◯ぽをつきだす。
その光景に菜々子は若干、びっくりしながらも言った。
「んと、誰から……」
「俺!」
涼真は菜々子の唇に当てる。
「ずりーぞ!」
文句を言いつつも、菜々子が舌を出したのを凝視する太一。
ぺろっと涼真のち◯この先を舐めた。
「おーぅ……」
涼真から、変な声が出る。
「おち◯ちんの先っぽって、つるつるしてるんだね」
菜々子がおもしろそうに笑った。
「菜々子!俺も!」
太一に催促され、菜々子は太一のものもぺろりと舐める。
次は颯のだ。
「うわ、えろ……」
「やべえなこれ」
「菜々子、次は咥えてみて。ぱっくんって」
菜々子が小さな口を一生懸命開けて咥えた。
「おー、きもちーいい」
ねっとりと柔らかい舌と口の中が包み込む。
颯の顔を菜々子は見つめると、嬉しそうに笑った。
「菜々子、俺のち◯こおいしい?」
「んー」
「菜々子!俺も!俺も!」
涼真が菜々子の頭を掴むと、自分のほうに向けた。
「おい、乱暴するなって」
「早く!」
「んむぅ……」
「おー!きもちー!やべぇな、これ」
「菜々子、空いてる手で俺のシゴけ」
「しご?」
シゴけの意味がわからなかったが、太一に手をとられ、ものを握らされた。
その上に、太一の手が寂しそうに重なると、先端から根本を擦るように移動させる。
「へへ、へんな感じ」
「何して……」
「お前は咥えてろよ」
太一の方を見ていた菜々子の頭を掴むと、涼真はまた自分のほうに向けた。
「んー」
「菜々子、もっと頭前後させて。うお、きもちー!」
「菜々子!俺も!」
颯にも手を取られると、握らされる。
「あー、いいわ。コレ」
「やば……。えっろ……」
「やべぇ、ティッシュ……」
太一が菜々子に握ってもらいながら、ティッシュに手を伸ばす。
「ヤバ、イきそう!菜々子!このまま出していい?」
出すというのは何がどこから出るのかわからなかったが、口がふさがっているため聞けず、考えているうちに、涼真が苦しそうな息を吐いた。
「うっ、く……」
どぴゅっと口の中にとろんとした液体が広がった。
なんだこれ?と考えているうちに、舌に広がった液体の味を感じてしまう。
「ん!?」
まずい!なんかめちゃくちゃまずい!目を見開いてパニックになっていると、颯がティッシュを差し出してくれた。
「菜々子!ここに出して!」
「うぇー……けほっ、ま、まずい~!なにこれ!?」
「精子」
「せいし?」
「精子まずいのかー」
太一が少し残念そうな顔した。
「めちゃくちゃまずいから!」
「どんな味?」
「味?もう例えようないんだけど、濃くて、喉に、口の中にずっと貼りついてるような感じ!!うぅ……うがいしてくるー!!」
その間、颯も自分でシコり、射精した。
うがいした菜々子が変な顔して戻ってくる。
「うえー。うがいしてもとれないー」
「そんなにしつこいのか。すげーな、精子って」
射精して、賢者モードになったのか、いそいそと服を着ていた男の子たちにつられ、菜々子も服を着だした。
「なんか食えばいんじゃね?」
「お腹すいたー」
そういえば、お昼ごはんを食べていなかった。
気が付いたら、2時だ。
「菜々子、なんか買ってこうよか。涼真が」
「なんで俺なんだよ」
「何食べたい?」
「んー、わらび餅!」
「わらび餅?なんで(笑)」
「あの、しろたま堂の?」
「うん」
しろたま堂は近所にある、わらび餅がおいしくて有名な和菓子屋さんだった。
「んじゃ、俺、コンビニでなんか買ってきてくれ、涼真」
「だから、なんで俺!?」
「お前が一番、脚速いじゃん」
「え!?でも走ったら、わらび餅ぐちゃぐちゃになっちゃうから」
「よーい、どん!」
「なんで俺……」
涼真は渋々家を飛び出した。
買ってきたわらび餅を菜々子たちは頬張りながら、まったりした。
「んー!おいしー!」
「おい、涼真、お前食い過ぎじゃね?」
「あ?そうか?細かいこと気にすんなよ」
「一人3つずつで、がんばった菜々子は5つだよ」
「わーい!」
菜々子はおいしそうにわらび餅を口に運んだ。
涼真が適当に買ってきたごはんを食べながら、太一がしみじみと言った。
「いやー。すげー、いい体験させてもらったわ、菜々子」
「なんかおもしろかったね」
颯がつぶやいた。
「なんで女の子だけ、初めては痛いんだろうね。可哀想」
「処女膜があるからだろ」
「なんのためにあんの?」
「……さぁ?」
「今日痛かったのって、私がチビだからじゃない?」
「そうなのかなぁ」
「入り口もちっちゃいんだよ」
菜々子が、んーと考え、答えた。
「もっと大きくなってから、もう一度やってみよ」
「マジで!?」「いいのか!?」
「うん」
「「「…………!!!」」」
男たちは今の言葉を胸に刻みこんだ。
「約束だぞ!」
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