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第4話「初めて」
菜々子、涼真、颯、太一は中学生になった。
みんな同じ中学校だったが、クラスが違ったり、部活があったりで、小学校の頃より遊ぶ時間どころか、しゃべる時間さえ少なくなっていた。
涼真はバスケ部、太一はラグビー部、颯はテニス部、菜々子は実態のない茶道部で胸はCカップになっていた。
「よ、太一、颯、久しぶり」
太一と颯が学校の渡り廊下でしゃべっているところに、涼真が来た。
今は6月。
雨の日が増え、今日も少し蒸し暑かった。
「おー、涼真じゃん。バスケ部、すげーな。県大行くらしいじゃん」
「まあな」
「涼真、1年なのに、ちょいちょい試合出ててるらしいじゃん?すごいね」
「まーでも、スタメンじゃねーし」
太一たちが立っていたところから中庭を眺めると、4人の女の子が夏服のセーラー服のまま、ただボールをトスするだけの簡単なバレーボールをしていた。
その中に菜々子がいた。
ボールを追いかける度に揺れるポニーテールと胸。
スカートからのぞく、白い太もも。
見えそうで見えないスカートの下。
涼真たちはいつの間にか、菜々子を無言で見つめていた。
颯がぽつりとつぶやく。
「菜々子、けっこーモテてるらしいよ」
「マジか」
「もう10数人くらいに告られたんだってさ。よく知らない先輩とかも含め」
「マジか」
「まぁ、でも、菜々子、よく見りゃ可愛いよな」
「うん」
「乳もデカいし」
「うん」
「………………菜々子って、彼氏とかいんの?」
颯が答える。
「…………いないと思うけど」
「よかったな」
菜々子の内面のことまでよくわかっている颯が言うのだから、間違いないだろう。
太一が涼真の顔を見て言った。
「なんで?」
「いて欲しかったか?」
「いや……」
「…………」
「夏祭り、久々にみんなで行くか」
「やったぁ!みんなと全然遊べてなかったから、嬉しい!」
夏祭りに行く話をされ、菜々子は満面の笑みで喜んだ。
菜々子たちの地域の小さな夏祭りは、神社に少し屋台が出て、花火が上がる。
小学生の頃から、毎年、みんなで欠かさず行っていた。
菜々子は夏祭りの日、友達のお母さんに浴衣を着付けてもらった。
そのまま祭りに行くのかとおもいきや、友達は彼氏と、菜々子は涼真たちと行く予定になっていた。
菜々子の家の前では、すでに、涼真たちが集まり、くっちゃべっていた。
「おー、菜々子」
「見て見てー!どお?」
涼真たちを前に、くるりと回って全身を見せた。
いつもとは違う編み込んでアップにした髪に、帯で締めたため、菜々子のお尻の大きさが強調されていた。
「菜々子、可愛い。うなじとおしりが色っぽいね」
素直に褒めてくれたのは颯だった。
涼真と太一は、照れがあるのか、褒め方を知らないのか、あっさりしたコメントだった。
「いいじゃん」
「うん。悪くねぇ」
「コメントてきとー。まぁ、いいや。行こう」
お祭りの会場までしゃべりながら向かう。
太鼓の鳴る音とスピーカーから盆踊りの音楽が聞こえる。
「涼真、すごい筋肉ついたね」
菜々子が、半袖からのぞく、涼真の腕を眺めた。
小学生のころより、二周りは太くなり、血管が浮き出ている。
「あぁ、バスケ部でしごかれてるからな」
「触ってみていい?」
「おー」
涼真はわざと腕に力を入れる。ムキッと固く盛り上がった。
「カチカチー」
「とーだ?すげーだろぉー?」
同じくらいの背だった男の子たちはあっという間に、菜々子よりも10センチ以上も大きくなっていった。
「おーい!桜井たちー!」
「おー!」
涼真を見つけたおそらく同じ学校の男子が寄ってきた。
「な、ちょっと今からいいか?あれ撮らせてよ」
「おー、いいぜ」
「あれって何?」
菜々子が颯に聞く。
「西田が引っ越しするから、ビデオレター作ってるんだよ」
「へー」
「菜々子、ちょっとだけ時間いい?」
「菜々子も映る?」
「いや、西田くん、そんな親しくないし(笑)お腹減ったから、先行ってるよー」
「おー。10分で行く」
「走っていくわ」
出店が出てるところまでの歩いて10分。
菜々子は、母親からもらったお小遣いが入った巾着を手に歩いた。
ざっ、ざっ……。
さっきから背後から足音が聞こえる気がする。
重い足音はたぶん、男の人だと思う。
菜々子は慣れない下駄で、相当ゆっくりと歩いていたので、男の人が抜かしていかないのが、妙に不自然に感じた。
ちょっと気持ち悪いな。
そう思いながら、ちょうど雑木林の脇を通りかけたとき。
「きゃぁ!」
突然、体を掴まれたかと思うと、雑木林に引っ張られた。
「な、何!?」
「静かにしろ」
低い声。
男の人が倒れこんだ自分の上に乗っていた。
「きゃー!!」
「静かにしろつって……」
男が振り上げた手首を誰かが掴んだ。
「何してんだ!やめろ!」
涼真たちが立っていた。
「菜々子!」
素早く颯に抱きかかえられ、男から離された。
男は走って逃げていく。
「あ、逃げた」
「チっ……」
「ほっとけ」
「菜々子、怪我ない?」
「はやてぇ……」
菜々子は震えながら、颯に抱き着く。
颯はやさしく菜々子を抱きしめた。
「もう大丈夫だよ。とりあえず、涼真ん家行こう。歩ける?」
「う、うん……」
涼真の家に着いても、菜々子は震えが止まらず、泣いていた。
「せっかく、ゆかた……きたのに……」
浴衣は泥だらけで、帯は乱れていた。
颯が優しく脱がしてくれた。
「怪我がなくてよかったよ」
涼真が自分の部屋からTシャツとハーパンを持ってきた。
土で汚れた脚をシャワーを借りて洗い流し、涼真が持ってきてくれたTシャツとハーフパンツを着てみる。
ハーフパンツは大きいので、着るのを諦めた。
Tシャツの下にパンツだけ、そこから白い太ももがのぞく。
颯か紅茶をいれてくれた。
「落ち着いた?」
「うん。もう大丈夫。三人が近くにいてくれてよかった。ありがとう」
男の子たちはほっとしたように、菜々子を見て笑った。
「もうこんな時間かー」
「祭りはもういいじゃん。家でゲームしようぜ」
「さっき、借りたやつな」
ゲームは盛り上がり、菜々子もまたいつも通りに笑いだした。
男の子たちは意外に弱かった。
菜々子が着る涼真のTシャツはショーツをギリギリ隠す長さで、緩い襟から、屈むと度々、胸の谷間が見えていた。
太一は慌てて手で股を隠した。
「ふふっ」
菜々子には太一が勃起していたのがはっきり見えた。
「悪い」
「なんでたってんの?(笑)」
「お、おまえのTシャツでかすぎて、襟口から胸がみえてんだよ。丈も短いし」
「そう?あ、もしかして、颯も?」
胡座で座る颯の上にはクッションが乗っていた。
「あはは……はい……」
「どうすんだよ。この空気」
仁王立ちする涼真のあそこはしっかりと勃起し、ハーパンを押し上げていた。
「お前、堂々としてんな」
菜々子がいたずらっぽく笑った。
「エッチ、してみたい?」
「そりゃ、男だから、もちろん」「当たり前だろ」
「いいよ」
「「「え!?」」」
「エッチしてもいいよ。
約束してたじゃん。もう少し体成長したら、してみようって」
「した……けど……」
「あぁ、覚えてるぞ。一秒たりとも忘れたことねーから」
「熱こもりすぎだろ(笑)」
「マジで本当にいいのか?」
「うん」
颯が菜々子を覗きこむ。
「でも、処女って、女の子にとって特別なものでしょ?俺らでいいの?」
「助けてくれたお礼に、いいよ」
「……………」
「それに、あんな変な男に初めて奪われるくらいなら、みんなにしてもらったほうがいいって思ったの」
「菜々子が……いいなら、いいけど……」
「お願いします!」
「「お姉さんしまーす!」」
「はーい」
「で、ゴムは?持ってるか?」
「ううん」
「ここで持ってたら、相当期待してるヤツじゃん」
「確かに」
「なくていいよ」
「え!?」
「私、ピル飲み始めたの。生理痛ひどかったから」
「そりゃ、安心だけど……ホントにいいのか?」
太一が不安そうな顔で聞く。
「うん。あれ、どうしたの?さっきまで、テンション高くなってたのに、急に静かになっちゃって」
「んー、いや、なんか、心の準備が……」
「ぷっ、ウケる!」
太一を笑う涼真を、颯が小突いた。
「涼真だって、なんか怖じ気づいてない?」
「んなことねーよ!」
「でも、テンパってるだろ?」
「ちょっとだけな!」
「よ、よし、じゃあまず何すりゃいい?」
挙動不審にキョロキョロしだした涼真に菜々子は笑った。
男の子にとっても、初めては緊張するみたいだ。
「じゃあ、順番決めようか」
颯が提案する。
涼真と太一はハッとしたように顔を上げた。
「じゃ、じゃんけんか?」
「そうだな」
「つーか、一人目も無理そうだったら、最後まではやらねぇってことで」
「それで、いいか?菜々子」
「うん」
二人は全神経を集中させ、じゃんけんをする。
「よっしゃー!」
飛び上がって喜んだのは涼真だった。
「そんな嬉しい?」
2番目は太一、最後は颯だ。
涼真の部屋に移り、菜々子はベットに乗った。
バスタオルを敷いて、ティッシュやら、水分補給の水やら用意をした。
「よ、よし!」
「んじゃ、痛くねーよーに、たっぷり濡らさなきゃな」
「だな」
「なるべく痛くないように、長いこと研究してきたんだぞ」
「ほんとに?(笑)」
菜々子は嬉しそうに聞き返す。
「あぁ」
男の子たちにやさしく服を脱がされ、ベッドに寝かされた。
しばらく見ていなかった菜々子の体。
胸は二回りほど大きくなっていた。
涼真は菜々子の首を舐めた。
「ん……」
颯は菜々子の手の甲に優しくキスをした。
「みんなで菜々子の全身舐めてあげよう。ほら、脚、開いて」
颯が後ろから菜々子を抱きしめる。
力抜けるように、耳に愛撫した。
ときどき舐めて、キスして、優しい愛撫だ。
「ほら、力抜いて。俺にもたれていいよ」
「は……ぁぁ……耳、だめぇ……」
「乳首、可愛いな」
涼真が横から、乳首をぺろりと舐めた。
「あぅ……!」
「いい声だな」
涼真は片手で右の胸を揉むと、片方の乳首を舌先でぺろぺろなめたり、ちゅぅうと吸ったりを繰り返す。
「あ、あぅ、あ……」
「菜々子、えろいなぁ」
太一が脚を優しく開くと、内ももに舌でなぞる。
「ん……」
ゆっくりとアソコに舌でなぞった。
「あぁぁ……」
「気持ちいいか?」
「ヘンな感じ……」
クリ〇リスもちゅうぅと吸い付く。
「んんっ!あぁぁっ……はぁ……」
「びくびく、体震えてる。可愛い」
両耳、首、鎖骨、両乳首、クリ〇リス、アソコ、太もも、いくつもの舌がはいずり周り、大きく温かい手が全身を撫でる。
「あっ、ふぁ……あぁ……んっ……」
「菜々子、声かわいい」
「えろ、かわいいなぁ、菜々子」
男の子の荒い息づかいが聞こえる。
「えろい顔してるぞ」
「気持ちいいか?」
「うんっ……気持ちいいっ……!」
「菜々子、もっと声出していいよ」
「ん、もぅ、だめ……ぁあああっ!」
菜々子は、一段と体を反らせ、びくびくした。
その光景に男の子たちの動きは止まる。
「イっちゃった」
「菜々子、可愛い」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「ま◯こもヌルヌルになったぜ」
アソコはすっかり、濡らされ、菜々子が自分から出した愛液で溢れ返っていた。
颯が菜々子の頭を撫でながら、顔を覗き込む。
「そろそろいけそう?」
「うん」
「本当に入れていいのか?」
「いいよ」
「…………」
男の子たちの生唾を飲み込むような音が聞こえそうだった。
菜々子を寝かせ、脚の間に涼真が座る。
まるでバスケの試合前のような、ものすごく真剣な顔だった。
「おい、お前ら。俺が自制きかなくなったら、全力で止めろよ」
「わかってるよ」
菜々子は頭側にいる颯の手に、自分の手を絡めた。
「痛かったら、すぐに言ってね」
「うん」
「大きく息はいて、深呼吸」
「はー……はー………」
「んじゃあ、俺はここで見学させてもらお」
太一は菜々子の性器側に回り込む。
「よ、よし、入れるぞ」
「涼真が緊張してんじゃん」
「だ、だって、初めてなんだから、仕方ないだろ」
「お前も力抜け」
涼真はふーっと、長く息を吐くと、菜々子のアソコにあてがった。
そして、ゆっくり入り口をこじ開けた。
「ん………!」
「菜々子、力抜いて」
颯が優しく胸を揉む。
「あぁ……」
涼真の整った顔が、至近距離まで近づいてくる。
「う、あぁっ…!」
「うぉ」
「お、おぉ、お、お……!」
「太一、変な声ださないで(笑)」
太一は結合部をガン見している。
涼真より、ある意味余裕があるため、じっくりと、挿入されていくのを堪能していた。
「す、すげぇ!」
「あんまり……見ないで……」
「痛くないか?」
「うん」
「半分、はいった」
ゆっくり、時々止まり、馴染めば、またゆっくり進み、菜々子の中をかき分け、涼真のものが入る。
「全部入ったぞ」
「はぁ……はぁ……」
「菜々子、大丈夫?」
「痛い?」
「いた、く、ないよ……」
ホッとするように、涼真は笑った。
目が合った、菜々子も小さく笑う。
「菜々子、よくがんばったね」
颯が頭を撫でてくれた。
太一が少年のように目を輝かせている。
「すっげぇ……菜々子のま◯こに、涼真のぶっささってる!」
「菜々子の中、あったけぇ」
「りょうまの……ふと……い」
「わかる?」
「うん……」
「なぁ、ま〇こん中、どんな感じ?」
「すっげぇ、ぬるぬる、うねうねみたいな。マジ気持ちいい。サイコー」
「はやくかわれよ」
「あぅ!」
颯が菜々子の乳首を優しくなでると、甘い声が出た。
それと同時にアソコがきゅぅと涼真のものを締め付ける。
「あっ、うぉ!?………………」
「え?涼真もしかして……?
「…………出ちゃった」
「はやっ」
「あーぁ」
「嘘だろ」
あはははと颯は笑っている。
物足りなさが少し残る中、涼真はゆっくりと抜いた。
「そんなに気持ちいいのか!菜々子!次!俺!」
「いいよ」
興奮した様子で太一が菜々子の脚の間に入った。
太一は涼真が出したものをティッシュで軽く拭く。
そして、菜々子の中にゆっくり入れる。
「おぉ……すげ……」
「あ……う……ふとい」
二人目だからか、太一のものは比較的早く受け入れる。
「よし。根本まで入った。うわ、すっげー。ま〇こってこんなに気持ちいのかよ」
はー、はー、と浅い呼吸をしながら、菜々子は太一のものを優しくしめつける。
「動いていいか?」
「うん」
「痛かったら、言えよ」
太一は菜々子の太ももを掴むと、ゆっくり出し入れする。
「あ……あ……きもち、いい……」
「俺もっ……!」
ぬちゃ……ぬちゃ……と太一のモノが音をたて出入りする。
「ああっ……!」
腰を引かれると、まるで力が入らなくなる。
そのまま、溶けてなくなってしまいそうだった。
「あっ!」
腰を押されると、敏感なところに当たり、からだがはねる。
その繰り返しで、どんどん上りつめていく。
「ふー……」
太一がイかないように動きを止めた。
「やめないで」
菜々子は上目遣いで太一を見る。
「太一、もっと」
「お前、体ちっさいし、壊しちまいそうで怖い」
「大丈夫。壊れないよ」
菜々子の声に、太一のものはより一層大きくなる。
「お、前……可愛すぎっ!」
太一は菜々子を抱きしめると腰を強く動かし始めた。
パンパンパンと肌のぶつかる音がする。
菜々子はきゅうと太一の首に腕を巻き付けた。
「あっ、あっ、あっ……!」
「やべ、イく……」
太一の動きが止まる。
じんわりと温かいものが、中に広がっていくのを感じた。
「もっと、続けて欲しかったー」
「お前、気持ちよすぎるから」
太一はゆっくりと、自分のモノを抜く。
どろりと白い液体が菜々子のアソコから垂れた。
「えっろ……」
しばらく鑑賞したのち、太一は優しくウェットティッシュで拭き取ってくれた。
菜々子が颯の顔を見る。
「颯も」
「え?大丈夫?2人もヤったのに」
「うん」
颯は顔を赤くさせるほど、笑顔になった。
「ありがとう。菜々子、可愛い。大好き。なるべくやさしくやるね」
颯はじゅぼっと音をたて、菜々子の中にいれる。
「あぁ、気持ちいよ。菜々子」
菜々子の顔の横に、肘をつき、優しく、ゆっくり、腰を動かした。
菜々子の目を閉じた顔を見て、颯はほおにそっと触れた。
「菜々子大丈夫?苦しそうな顔」
「だいじょうぶ。気持ちいいの」
「これがアヘ顔ってやつか?」
「違くね?」
「はやてぇ」
菜々子も颯の首に腕を絡め、しがみつく。
びくびくと体がはねた。
「あぁああ……!」
「す、すごい、しまってる……!」
菜々子は声が出なくなるとともに、颯を締め付けた。
「菜々子、もしかしてイったの?」
「うん」
「はぁ、きもき、よかった」
「もっと、なろ」
「なる。はやて、きもちいい」
「あ、でも、ごめん。俺、もう限界かも……あー……」
苦しそうな声を出しながら、颯が出した。
「はぁ……はぁ……」
ちゅっとおでこに優しくキスをする。
菜々子が、放心状態のような顔で上を見ると、満足そうな顔をした男の子三人がいた。
「あざっした!」
「めっちゃ気持ちよかったよ!菜々子!」
「最高!」
まだ息が完全に整わず、乱れた髪のまま、笑った。
「またヤろうね」
えへっと菜々子が照れる。
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